今回はこんな男性の疑問やお悩みを解説していきたいと思います。
この記事でわかること
- シャンプーで抜け毛と薄毛は防げるのか?
- 育毛シャンプーの効果
- おすすめの育毛シャンプー
男性にとってセンシティブな悩みの一つである抜け毛や薄毛問題。
効果的な抜け毛・薄毛対策は何なのか、薄毛に効果的なシャンプーはあるのかなど、なかなか人には聞けないという方も多いかと思います。
この記事を読み進めていただけると育毛シャンプーの本来の効果はもちろん、おすすめのシャンプーや通常のシャンプーとの違いそしてその選び方まで網羅できるようになっています。
よりリアルな内容になってますのでご期待ください!
目次
育毛シャンプーにはどんな効果があるの?
育毛シャンプーで予防や対策はできるのでしょうか?
結論から言うと育毛シャンプーに髪の毛を生やす効果はありません。
そもそも抜け毛や薄毛の原因は遺伝のような先天性のものと、ストレスや睡眠不足・生活習慣の乱れなど後天性のものがあります。
遺伝ではなく、普段の生活の中で何かしらの負荷が頭皮に働いてしまうことで起こる頭皮環境の悪化を改善し、より良い方向に立て直すものこそが「育毛シャンプー」と呼ばれています。
育毛シャンプーの効果
- フケ・かゆみ防止
- 髪のハリコシ・ボリュームアップ
- 抜け毛予防
- 古くなって酸化した皮脂や角質の除去
上記のように育毛シャンプーには発毛効果はありません。
とはいえ毎日のシャンプーを育毛シャンプーに変えることで、しっかりとした髪が育つ頭皮作りのサポートにつながります。
育毛シャンプーはスカルプシャンプーとも言われるのをご存知でしょうか?
スカルプ、つまり頭皮のことを考えて作られたシャンプーでもあるので髪の毛だけでなく頭皮を健やかに洗い上げてくれるシャンプーでもあるんです。
育毛シャンプーの特徴【育毛と発毛との違い】
前述したように育毛シャンプーには発毛効果はありませんが髪の成長をサポートし抜け毛や薄毛を防ぐ効果があります。
そもそも「育毛」とは今ある髪の毛の維持を目的としていて、今後起こるかもしれない薄毛や抜け毛を予防し毛髪の健康を維持していくという意味合いがあります。
それ対し「発毛」というのは新しい丈夫な髪の毛を生やし、全体もしくは一部毛量を増やす」ことを目的としたものです。
育毛シャンプーには発毛効果はありません。
とはえい通常のシャンプーではカバーしきれない頭皮の血行促進や頭皮や毛髪に栄養を与える働き、頭皮トラブルを防ぐ効果のある成分がしっかりと含まれています。
抜け毛や薄毛にお悩みの方は通常のシャンプーを選ぶのではなく育毛シャンプーを選んだ方が効果的ということです。
育毛シャンプーの選び方【抜け毛・薄毛対策】
ところで育毛シャンプーはどうやって選べばいいんでしょうか?
育毛シャンプーを選ぶ際は一般的なシャンプーとは違う成分に注目する必要があります。
大きくは以下の2つです。
育毛シャンプーを選ぶポイント
- 洗浄成分に注目
- 頭皮ケア成分に注目
頭皮環境に合った洗浄成分を選ぶ
男性は女性に比べ皮脂の分泌量が多く、その量は女性の6〜7倍とも言われています。
まずは大前提として皮脂の分泌量が多い男性は頭皮を清潔にし頭皮環境を整えましょう。
とはいえ洗浄力の強すぎるシャンプーで洗い続けると頭皮に必要な潤い(皮脂)まで洗い流してしまい乾燥状態になってしまうことも。
最適なのは適度な洗浄力と保湿力のあるアミノ酸系洗浄成分です。
アミノ酸系洗浄成分は汚れをしっかりと取りつつ、適度な潤いを補うことで髪や頭皮を健やかに維持するという特徴があります。
アミノ酸系洗浄成分いち例
- ココイルグルタミン酸Na
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルメチルアラニンNa
- ラウロイルメチルアラニンTEA
- ココイルグリシンNa
- ココイルグリシンTEA
など。
ただし、スタイリング剤をしっかりつけた日や汗をかいた日は上記のアミノ酸系シャンプーと汚れを落としきれない可能でもあります。
その場合はもう少し洗浄量の強い成分(高級アルコール系)を配合したシャンプーを使い分けることで調整していきましょう。
フケを防止する成分を選ぶ
フケは頭皮の皮脂の割合によってカサカサとした乾性のものとベトベトとした脂性のものの2つがあります。
皮脂量は洗浄成分によってもコントロールできますが、脂性フケの場合は原因となる菌の影響も大きいため原因菌を退治する薬用成分(抗菌効果や殺菌効果)が配合されている育毛シャンプーを選びましょう。
- 抗菌効果のある成分・・・ミコナゾール硝酸塩、サリチル酸、ジンクピリチオンなど
- 殺菌効果のある成分・・・イソプロピルメチルフェノール、オクトピロックスなど
また乾性フケの場合は、頭皮が乾燥している可能性があります。
保湿成分の含まれた育毛シャンプーを選び、ゴシゴシと洗いすぎないように注意しましょう。
かゆみや炎症を抑える成分を選ぶ
かゆみや炎症を抑えるには抗菌力や抗炎症・抗刺激作用のある成分がおすすめです。
- 抗菌力の高い成分・・・ヒノキチオール、グリチルリチン酸ジカリウムなど
- 抗炎症・抗刺激作用のある成分・・・アラントインなど
また、かゆみなどのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの作用を抑えて、鼻炎や皮膚の症状を抑える効果のある成分には塩酸ジフェンヒドラミンなどがあります。
保湿効果のある成分を選ぶ
頭皮環境悪化の大きな原因の一つに乾燥があります。
乾燥の要因としては皮脂を洗い流しすぎている場合もありますが、夏場のエアコンや秋冬は暖房、そして空気の乾燥で頭皮も乾燥してしまします。
乾燥状態にある頭皮は敏感になっているため刺激はできるだけ避けたいもの。
その場合は男性は気になる頭皮の汚れは落としつつも、うるおいが残るような保湿成分が含まれているシャンプーがおすすめです。
- 保湿効果のある成分・・・ヒアルロン酸Na、豆乳発酵液、コラーゲン、グリセリンなど
毛母細胞を活性化させる成分を選ぶ
毛母細胞に直接働きかける成分も効果的です。
例えば男性ホルモンの抑制や毛母細胞の再生を促すキャピキシルには高い育毛効果や脱毛抑制効果があります。
また、アデノシンには毛乳頭細胞に働きかけ発毛を促す「FGA-7」などを増殖させ、細くなった髪の毛を回復させる働きがあります。
血行促進効果のある成分を選ぶ
健やかな髪の成長に毛母細胞へしっかりと栄養を届ける必要があります。
つまり血行を促進し血流を促すことで効率よくしっかりと栄養を行き渡らせることができます。
- 血行促進効果のある成分・・・センブリエキス、ショウガエキス、ヒディオキシジルなど
男性におすすめの育毛シャンプー10選【現役メンズ専門美容師推薦】
でも沢山ありそうで悩みます。おすすめのシャンプーを教えてください!
ここでは現役のメンズ専門美容師がシャンプーをご紹介させていただきます。
特に育毛シャンプーの特徴である有効成分に注目して合計10本ご紹介していきますので是非参考にしてみてください。
フケ防止におすすめのシャンプー
PLARMIA バランシングスカルプ ソープ
ポイント
- フケに効果的な有効成分・・・ピロクトンオラミン、カンゾウ葉エキス
年齢とともに不足する頭皮の潤いをするケアするのがプラーミアのバランシングスカルプシャンプーです。
フケやかゆみを防止する成分である「ピロクトンオラミン」や「カンゾウ葉エキス」が含まれているため、フケはもちろん頭皮のかゆみ対策にも最適。
また、保湿成分であるグリセリンやローヤルゼリーエキスも含まれているため頭皮トラブルの様々な原因でもある乾燥対策にもおすすめです。
ZIGEN(ジゲン) オールインワンスカルプシャンプー
ポイント
- フケに効果的な有効成分・・・ペンタバイティン、ジラウログルタミン酸リシンNaなど
乾性の不毛の原因である乾燥を防ぐ上で効果的な4種類の高保湿成分、「ペンタバイティン」「ジラウログルタミン酸リシンNa」「ヒト型セラミド5種」「ビワ葉エキス」を配合した頭皮環境に真のスカルプケアを実現するのがジゲンのオールインワンスカルプシャンプーです。
また、低刺激で肌に優しく洗浄力の高い純石けん100%の洗浄成分が毛穴の汚れをしっかりと除去し最適な頭皮環境作りをサポートしてくれます。
かゆみや炎症防止におすすめのシャンプー
&GINO(アンドジーノ)プレミアムブラックシャンプー
ポイント
- かゆみと炎症を防ぐ成分・・・センブリエキス、ゴボウ根エキス
頭皮ケアで大切な「洗浄」「保湿」「栄養補給」に着目した育毛シャンプーなのがこの&GINOのプレミアムブラックシャンプー。
アミノ酸系洗浄成分と特殊技術で炭化したクレイが必要な潤いを保ちつつ頭皮の皮脂や汚れをしっかり除去します。
また、「センブリエキス」や「ゴボウ根エキス」などの血行促進効果のある成分を含んでいることでかゆみの原因でもある乾燥を防ぎます。
さらに髪の成長を阻害し、毛穴詰まりによって炎症の原因にもなるシリコンが含まれていないにも関わらず、トリートメントいらずの潤い成分(21種類の天然植物成分)配合でなめらかな指どおりの髪に仕上げます。
SCALP D(スカルプD) 薬用スカルプシャンプー オイリー 脂性肌用
ポイント
- 抗炎症作用のある成分・・・グリチルリチン酸2K
- 抗菌作用のある成分・・・サリチル酸
頭皮や髪の毛の汚れをすっきりと除去し頭皮環境を健やかに維持することを目的とした育毛シャンプーです。
様々な有効成分が含まれていますが、その中でも頭皮のかゆみを抑えることに効果的。
例えば抗炎症作用がある成分の「グリチルリチン酸2K」は、頭皮の炎症を治すことで、かゆみを抑えてくれます。
また、抗菌作用がある「サリチル酸」という成分は、かゆみの原因菌を抑える効果があります。
保湿効果の高いシャンプー
CHAP UP スカルプシャンプー
ポイント
- 保湿成分・・・ジンゲルシックス(ショウガ根茎エキス)
チャップアップシャンプーは特に皮脂量が多くベタつきが気なる男性におすすめのシャンプーです。
「ラウロイルメチルアラニンNa」や「コカミドプロピルベタイン」など5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分配合で頭皮をすっきりと洗い流し頭皮を健やかに維持します。
また、チャップアップシャンプー独自の保湿成分である「シンゲルシックス(ショウガ根茎エキス)」を配合していることで高い保湿効果を期待することができます。
アンファー スカルプD シャンプー ドライ
ポイント
- 保湿成分・・・カッコンエキスや豆乳発酵液など
スカルプDブランドの育毛シャンプーは医薬部外品ならではの有効成分がしっかりと配合されているためノンシリコンながら髪にハリコシを与え、ボリューム感アップしてくれます。
また皮脂吸着成分を配合していることで毛穴詰まりの原因である皮脂を適度に取り除いてくれることで健やかな頭皮環境へと導いてくれます。
さらに保湿成分としてスカルプDが独自に開発した「カッコンエキス」や「豆乳発酵液」などの8種類の頭皮ケア成分を配合されていることで乾燥肌の方や乾燥によるフケやかゆみにお悩みの男性にも最適です。
毛母細胞を活性化させるシャンプー
資生堂 アデノバイタル シャンプー
資生堂アデノバイタルは毛髪と頭皮を健やかに保つシャンプーで、アミノ酸系の洗浄成分で頭皮を優しく洗い上げます。
最大の特徴は髪の成長を後押しする薬用成分「アデノシン」が配合されているということです。
このアデノシンは毛母細胞に直接的に働きかけることで成長促進因子(FGF-7)を産出することで発毛を促します。
さらに血行促進成分として「グリチルリチン酸2」や「酢酸トコフェロール」も配合しているため育毛に特化したシャンプーになっています。
MARO17 スカルプ コラーゲン シャンプー マイルドウォッシュ
ポイント
- 毛母細胞活性化成分・・・キャピキシル、ペプチド
アミノ酸系洗浄成分で頭皮に潤いを与えながを優しく洗い上げMARO17のスカルプコラーゲンシャンプーは、濃密泡で毛穴の汚れをすっきり除去し爽快に洗い上げてくれます。
また、有効成分である「キャピキシル」や「ペプチド」が配合されていることで高い育毛効果はもちろん脱毛抑制効果も期待することができます。
デリケートな頭皮を優しく洗いたい男性におすすめです。
血行促進におすすめのシャンプ
U-MA 薬用 ウーマシャンプープレミアム
ポイント
- 血行促進成分・・・センブリエキス
ウーマシャンプープレミアムは、AGA専門医と毛髪診断士で共同開発されたシャンプーで、頭皮の健康を第一に考え敏感肌の方にも優しい天然由来成分を配合している点が特徴です。
抗菌力の高いグリチルリチン酸2Kや保湿効果の高いアロエキスを初め加水分解ケラチンなどが配合されてるためハリコシアップには期待ができます。
そして、血行促進効果のあるセンブリエキスも配合されているため毛母細胞への栄養の運搬が促進され健やかな育毛をサポートします。
大正製薬 リアップスカルプシャンプー
ポイント
- 血行促進成分・・・ショウガコンエキス
有効成分として「ピロクトンオラミン(オクトピロックス)」と「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されてるため、フケやかゆみの発生を抑制する効果があります。
また、9種のアミノ酸や4種のビタミン、植物エキスなどの保湿効果のある成分が頭皮の角質層まで浸透して、うるおいを保持します。
さらに血行促進成分としてショウガコンエキスが配合されているため栄養がスムーズに毛母細胞まで届きます。
育毛シャンプーの効果的な使い方5ステップ
ところでより効果を引き出すために何か気をつけるポイントはあるのでしょか?
毎日のシャンプーが頭皮ケアにつながることはおわかりいただけましたでしょうか?
とはいえその方法を工夫することでより効果的な頭皮ケアを行うことができます。
ステップ①:しっかりと予洗いをする
まず初めに「予洗い」と言ってしっかりとお湯で洗いましょう。
頭皮や髪の汚れの7〜8割ほどはこの予洗いで洗い流すことができると言われていて、残りの2〜3の皮脂や油分をシャンプーで落とすイメージと言われています。
この予洗いをしっかりやっておけばシャンプーの泡立ちも良くなり、汚れが落としやすくなります。
また、シャンプーのクッション性が増すことで髪の毛同士が擦れることで起こる摩擦によるダメージも防ぐことができます。
ステップ②:シャンプーは手のひらで泡立てる
シャンプーはお湯と空気を混ぜ合わせ右葉に手のひらで混ぜ合わせましょう。
直接頭皮につけてしまうと摩擦によるダメージやすすぎ残しやすくなることによる炎症の原因になる可能性があります。
また、シャンプーを現役に近い状態で頭皮につけてしまうとシャンプーに含まれる成分がダイレクトに地肌についてしまうことで頭皮トラブルの原因にもなりかねません。
ステップ③:マッサージするように洗う
指や爪を立てて力一杯ゴシゴシと洗うのはNGです。
男性の中には「その方が気持ちいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが頭皮に傷がつき頭皮トラブル原因にもなる場合があります。
例えば有効成分として抗炎症成分などが配合されていても炎症とが起こるリスクが高くなってしまいます。
ステップ④:丁寧に洗い流す
シャンプーが残ったままだとフケやかゆみを引き起こしやすくなるためしっかりと洗い流しましょう。
泡がなくなる程度で流し終える方もいるかもしれませんが、目安としては触ってぬめりがなくなるまで流すことがポイントです。
また、流すお湯の温度は38℃前後くらいが目安で、お湯(高温)による乾燥を防ぐようにしましょう。
ステップ⑤:ドライヤーで髪と頭皮を乾かす
男性の場合、ショートやベリーショートの方が多いためドライヤーは使わない、自然乾燥させているという方も多いのではないでしょうか?
実はこれはNGで髪毛や頭皮水分や潤いが必要以上に揮発してしまい乾燥などの頭皮環境の悪化を招いたしまうんです。
特に頭皮においては自然乾燥によって熱が奪われ血管が収縮し血行不良になりやすくなってしまいます。
頭皮は髪の毛を乾かすものというイメージですが頭皮を乾かし健やかな状態にするものでもあるため自然乾燥は避けるようにしましょう。
シャンプー以外の抜け毛や薄毛対策8選
シャンプー以外対策ができることがあれば教えて欲しいです!
毎日のシャンプーが重要なヘアケアだということはおわかりいただけたかと思います。
とはいえシャンプー以外でも何か対策ができるのであればさらに効果は抜群ですよね?
ここでは今日からできるシャンプー以外の対策8つをご紹介していきますので、どれか一つでもぜひ取り組んでみてください。
対策①:食事の見直しと改善
普段から偏食や外食、好き嫌いが多い方は一度食生活を見直してみましょう。
栄養のバランスに偏りができると髪の成長に必要な栄養素が十分に行き渡らず細く弱い毛に変化してしまいます。
また、代謝が悪くなることで皮脂の増加や皮脂の毛穴詰まりが起こることで抜け毛が増えてしまうなんてことも。
シャンプーによって血行促進しても肝心な栄養素に問題があってはあまり効果はありません。
男性の場合、仕事が忙しいとどうしても食事のバランスは悪くなっってしまいがちですがぜひ一度見直してみてください。
対策②:睡眠時間の見直しと改善
睡眠不足の方、睡眠時間にバラつきのある方は要注意です。
睡眠不足は髪の成長に必要な成長ホルモンを減少させ、それによって髪の成長に必要なタンパク質の合成が十分に行われず髪質の悪化を招きます。
とはいえたくさん眠れば良いというものではありません。
適切な睡眠時間は年齢や体調によって変わります。
そのため自分にあった睡眠時間を見つけ、バラつきをなくし睡眠リズムを整えることが重要です。
就寝時間と起床時間を揃え、睡眠時間を一定に保ち、日中の眠気に困らない睡眠時間をとるように心がけましょう。
対策③:運動不足解消
運動不足が続くと血行不良を招き髪の毛に栄養が行き渡りにくくなります。
頭皮、髪の毛は血液を送り出す心臓から一番離れた部分にあるため血行不良を大きく受けやすい場所になります。
とはいえ無理な運動や精神的に負荷がかかりすぎることでストレスに感じてしまうと逆効果になりさらに血行不良を招く恐れもあります。
無理なく適度に続けられるものとしてウォーキングやジョギングなどから始めてみるのもいいのではないでしょうか?
対策④:喫煙の見直し
タバコを吸うと体があったまり血流が良くなるのではというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが全くそんなことはありません。
タバコに含まれる「ニコチン」には血管を収縮させる働きがあり、栄養を紙に送ることができず抜け毛を引く起こすリスクを高めます。
また、喫煙をすると老化を促進する活性酸素が増加します。
活性酸素は髪の毛を生成する毛母細胞も老化させるので、髪の生成力が落ち薄毛を促進させてしまいます。
対策⑤:飲酒の見直し
適度なアルコールは血行促進効果やストレス発散効果があると言われていますが、過度な飲酒は血行不良を招きます。
また適量を超えたアルコールは分解しきれずに体内を循環してしまいます。
そして、体内を循環するアセトアルデヒドはジヒドロテストステロン(AGA男性型脱毛症の主な原因)を増加させ、薄毛の原因を作ってしまうため十分に注意しましょう。
とはいえお酒が好きな男性にとって無理に控えることでそれがストレスとなり逆効果になってしまうことも。
まずは少しずつ量を減らし、休肝日を作るなど無理のない範囲で見直していきましょう。
対策⑥:頭皮マッサージ
頭皮、特にてっぺん周辺を触って突っ張る感覚がある方は血行不良が起こり頭皮が凝り固まっている証拠です。
硬い状態のまま放置、つまり血行が悪い状態が続いてしまうと抜け毛が進行する場合があるため頭皮マッサージで血液循環を促し、頭皮を柔らかくしていきましょう。
特に入浴時のシャンプー中は体が温まり血液循環が良くなているため効果的です。
シャンプーをしながら最後に1〜2分ほど痛すぎない程度の力で揉みほぐしていきましょう。
対策⑦:ストレス発散
大なり小なり何かしらのストレスを抱えている方がほとんどです。
抜け毛は、ストレスの影響でホルモンバランスや自律神経が乱れることによって発症する場合があります。
ストレスを溜め込まないためには定期的に発散しリフレッシュすることが重要です。
その方法は人によって様々ですが、趣味の時間を作ることや軽めの有酸素運動をすること、飲みすぎない程度にお酒を飲むことなど定期的に気分転換を行うことで抜け毛や薄毛を防いでいきましょう。
対策⑧:育毛トニックやローションを使う
育毛トニックや保湿ローションには抜け毛や薄毛の予防に効果を効果的な保湿成分や抗炎症成分が配合されています。
そのため頭皮のベタつきや乾燥、さらにフケやかゆみを軽減することができます。
特にシャンプーの後、ドライヤーを使って頭皮を乾かすことは重要ですが、ドライヤーの風と熱によって乾燥してしまう場合もあります。
事前に頭皮ローションをつけておくことで過剰な乾燥から地肌を守り健やかな頭皮環境づくりをサポートすることができます。
育毛シャンプーに関するQ&A
最後に育毛シャンプーについて普段お客様からいただく質問をまとめてみました。
こちらもぜひ参考にしてみてにしてみてください。
育毛シャンプーの使用頻度はどのくらいがいいの?
皮脂の分泌量やヘアワックスなどの使用頻度など頭皮環境やライフスタイルは人によって異なります。
もし上記ののような方であれば皮脂や油分お洗い残しを避けるためにできるだけ毎日使用して頭皮環境が健やかな状態になるよう意識しましょう。
とはいえ乾燥肌の方や冬場の乾燥時期なと、乾燥が気になる場合は保湿効果の高い育毛シャンプーを選ぶようにしましょう。
シリコンていいの?悪いの?
よくシリコンは毛穴に詰まって頭皮に良くないと言われますが実際のところはどうでしょうか?
シリコンが頭皮に残留することで頭皮環境の悪化につながる恐れはありますが、しっかりと濯ぎ流すことで毛穴に詰まるということはありません。
むしろシリコンには「潤滑油」のようの役割があり、髪の毛と髪の毛が擦れることで起こる摩擦によるダメージを軽減する働きもあります。
とはいえ男性の場合はしっとりとした質感を求める方もいれば、さらっとふんわりボリューム感が欲しい方もいるかと思います。
そういった場合は「ノンシリコン」と呼ばれる育毛シャンプーを選ぶことで年齢とともに衰えるハリコシをカバーすることができます。
やはり高い育毛シャンプーの方が効果があるの?
育毛シャンプーにはドラッグストやコンビニで買えるものや美容室でしか買えないようなサロン専売と呼ばれるシャンプーなど多くの種類がります。
それぞれ金額も様々ですが、決して高いものの方が高品質というわけではありません。
とはいえ安価なシャンプーというのは安価な成分(洗浄成分など)が使われている場合やいい成分が入っていない場合が多く、頭皮に負担をかけてしまいがちというリスクがあるのも正直なところです。
自身の頭皮環境をしっかりと把握しどういう成分が入っているものが効果的なのかをみた上で自分に合った一本を選ぶようにしましょう。
朝シャンもしたほうがいいの?
頭皮を清潔にするためには朝晩二回、もしくはそれ以上シャンプーをした方がいいのではと思われるかもしれませんが、過度なシャンプーは頭皮の潤いである皮脂を過剰に取りすぎてしまい頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。
基本的にシャンプーをするタイミングは夜で就寝前がおすすめです。
とはいえ夏場寝ている間にたくさん汗をかいたりベタつきが気になる場合はお湯で流す程度か、もしくは洗浄成分の弱いものを使い分けるなどで朝シャンをするようにしましょう。
その際も乾燥を防ぐために頭皮ローション等でしっかりと保湿をすることも忘れずに。
まとめ【毎日のシャンプーで効果的な抜け毛対策を】
今回は抜け毛や薄毛に効果的にな育毛シャンプーについて解説させていただきました。
わたくし自身もそうですが普段メンズ専門の美容師をさせていただく中で、抜け毛や薄毛の問題というのは年齢を問わず多くの男性が気にされているというのを実感しています。
にもかかわらずどんな対策をすればいいのかわからないという方が多いというのも印象としてはあります。
もちろん抜け毛や薄毛は加齢や遺伝によって防ぎづらいものではあります。
毎日のシャンプーをより効果的なものに変えることで頭皮環境が改善され予防対策として効果を得られることが期待できます。