今回はこんな男性のお悩みを解決していきます。
この記事でわかること
- 髪の毛がパサパサと広がる原因
- 髪のパサつきを抑える方法
- 髪のパサつきを予防する方法
「髪の毛がパサパサで広がってしまう」
普段美容師をしていると男性のお客様からこういったお悩みをご相談いただくことが多くあります。
何を隠そう私自身もパサつきによる広がりに悩む一人。
私自身、特にカラーやパーマはしていませんが元々のくせ毛も相まってなかなか乾燥とボリュームで収まりづらいことが多々あります。
特に男性というのは一般的にショートスタイルが多いため、重さや長さで広がりを抑えるというのが難しくヘアセットが思うようにいかない等お客様も多くいらっしゃいます。
そこで今回は髪が広がってしまう根本原因と、それを改善・予防していくにはどうすればいいか?ということついて解説していきたいと思います。
髪のパサつきと広がりが気になる男性はぜひ参考にしてみてください。
目次
髪のパサつきによる広がりで起こる問題
髪の毛がパサつくとうまくヘアセットができずまとまりの悪い印象を与えてしまいます。
おそらくこのブログを見つけてくださった方の多くはまとまりの悪さからの見た目の印象を気にされている方が多いのではないでしょうか?
日本人の多くはハチが張ってると言われています。
ハチ周りが張ってしまている場合は広がりによってボリュームを抑えづらかったり、頭の大きさ自体もさらに大きく見えてしまいがち。
またパサつきの原因がダメージによる場合であればカラーリングやパーマなどの自由度も奪われてしまいます。
これはデザイン重視のカラーチェンジパーマスタイルだけではありません。
年齢とともに気になる白髪カバーのヘアカラーやボリュームダウンをカバーするパーマを繰り返している方にとって髪のパサつきは無視できない問題です。
さらに髪の毛がパサパサとした印象だとまとまりだけでなく清潔感が欠如した印象に見えてしまう可能性もあります。
程よくまとまりのあるヘアスタイルにすることで日々の扱いやすさはもちろん、見た目の印象を向上することができます。
髪の毛がパサパサと広がる3つ原因
髪の毛がパサつき広がる原因は大きく以下の3つがあります。
注意ポイント
- 乾燥
- ダメージ
- 先天的な体質
もちろん人によってその原因は異なりますが、まず自分の髪がパサつき広がってしまう原因を知ることで正しい対策を行なっていきましょう。
乾燥
髪がパサつき広がる原因の一つでもある乾燥には以下の3つポイントに注意が必要です。
- 頭皮や髪の毛に合わないシャンプーの使用
- シャンプー後の自然乾燥
- ドライヤーによる乾かしすぎ
頭皮や髪の毛に合わないシャンプーの使用
頭皮環境はもちろん、髪の毛の水分量は人によって異なります。
一般的に男性は女性に比べ皮脂の分泌量が多く、スタイリング剤も油分が強いものが多くあります。
そのためメンズシャンプーには洗浄力の強いものが多く、普段なんとなく使っているが実は過剰に潤いを奪い取っているなんてことも。
洗浄力の強いシャンプーを使い続けてしまうと髪の毛に必要な潤いまで洗い流してしまい乾燥の原因になる可能性があるため注意しましょう。
シャンプー後の自然乾燥
シャンプー後、髪の毛が濡れてた状態はキューティクルが開き髪の毛内部の水分が抜けやすい状態になっています。
そのためしっかりとドライヤーで乾かしキューティクルで髪の表面に蓋をする必要があります。
男性の場合、ショートやベリーショートの方が多いからかタオルで引き取ってそのままにしておけばすぐ乾くからと自然乾燥で済ませてしまっている方も多いのではないでしょうか?
この自然乾燥によって髪の水分量が低下しパサつの原因になっていることもあるため、シャンプー後はしっかりと乾かしてから寝るようにしましょう。
ドライヤーによる乾かしすぎ
シャンプー後の自然乾燥は厳禁、とはいえ長時間のドライヤーは熱による乾燥を招く恐れがあります。
シャンプー後はしっかりとタオルドライをし、ある程度水分をとっておきましょう。
また、ドライヤーの前には頭皮の乾燥を防ぐ頭皮ローション、髪の保湿や保水効果のあるヘアオイルやヘアミルクをつけてから乾かすようにすることで熱のダメージから守ることができます。
ダメージ
髪がパサつき広がる二つ目の原因はダメージによるものです。
髪のダメージには以下の4つ点に注意しましょう。
- 間違ったシャンプー・ドライ
- 紫外線
- ヘアアイロン(高温)の常用
- 高頻度のパーマやカラー
間違ったシャンプー・ドライ
シャンプーは髪の毛や頭皮を清潔にするものです。
とはいえシャンプー時やタオルドライ時に力一杯ゴシゴシと髪の毛を擦り合わせてしまうことで髪表面にあるキューティクルを損傷し、ダメージの原因に。
シャンプーをする際はしかりと泡立て、髪の毛をゴシゴシするのではなく指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗います。
またタオルドライをする際も指の腹で頭皮をポンポンと弾くように拭き取ることで髪に負担をかけることなく根本の水分をとることができます。
紫外線
紫外線は髪の毛内部のタンパク質の結合を弱めることでキューティクルの損傷を促します。
また頭皮も過剰に紫外線を浴びることで水分を奪われ乾燥しバリア機能が低下することで頭皮トラブルの原因になります。
頭皮トラブルによって血行不良になると髪の毛に必要な栄養を十分に送ることができなくなり、ツヤの低下や抜け毛や薄毛の原因にもなります。
先天的な体質
乾燥やダメージとは普段の生活の中で起こる、いわゆる後天的な要因によるものですが、生まれつきのものや体質による先天的な要因いよって髪の毛はパサつきやすい場合もあります。
- くせ毛
- 乾燥肌
くせ毛
くせ毛は乾燥しやすいという特徴があります。
これは髪の毛内部の構造に偏りやばらつきがあることで水分量にムラがあることで起こります。
そのため、乾燥により広がりやすいだけでなくタンパク質がバランスよく結合している直毛に比べ雨や汗などの湿気に弱いため、湿度が高い環境下になるとさらに膨らみまとまりが悪くなってしまいます。
乾燥肌
顔や手など乾燥肌の方は頭皮も乾燥気味である場合が多いです。
肌が乾燥しやすい体質の場合頭皮も乾燥しやすいため頭皮のバリア機能が低下することによって頭皮環境の悪化を招きます。
前述したようにシャンプー後はもちろん、頭皮のこまめあ保湿を心がけましょう。
髪のパサパサや広がりを抑える方法12選
ここでは今日から自宅でもできる7つの方法と、美容師目線でご提案する美容室での対策方法を5つ、合わせて12個の対策方法をお伝えしていきます。
自宅でできる7つの対策方法
まずは自宅でできる対策方です。
とはいえ特に難しいものではありません。
普段やっていることを少し変えてみる、普段使っているものを少し見直してみる、ちょっとした変化を加えることで髪質は改善していきます。
髪質にあったシャンプーを選ぶ
「毎日シャンプーはしている」
とはいえ頭皮や髪の毛に合わないシャンプーを選んでしまうとパサつきや広がりを促してしまう可能性があります。
特にメンズ専用シャンプーは比較的洗浄量が強いものが多く、知らず知らずのうちに頭皮が乾燥し髪がパサついているという場合があります。
髪のパサつきが気になる場合は保湿力が高く、髪を洗うと同時に髪の奥まで毛髪補修成分を補給してトリートメント力の高い「アミノ酸系」の洗浄成分を配合したシャンプーを選びましょう。
アミノ酸系のシャンプーは洗浄力もマイルドで地肌にも優しいという特徴があります。
髪を洗いながら毛髪補修成分補給も同時に出来るので、洗い上がりがキシキシ感も緩和できます。
また、有効成分として「ヒアルロン酸」「グリセリン」などの保湿成分が豊富に含まれているものを選ぶとよりしっとりとした洗い上がりになります。
シャンプー前にブラッシングをする
髪を濡らす前にブラシの毛先を優しく頭皮に当てて、マッサージするようにブラッシングします。
これによって髪表面のほこりや汚れをある程度落とすことができるだけでなく髪同士の絡まりがほどけ、髪に負担をかけることなくシャンプーできます。
くせによる絡まりはもちろん、カラーやパーマによるダメージで髪が絡まっている場合は、毛先から少しずつ髪をとかしましょう。
無理に力を入れたりひっぱったりせず優しく行うのがポイントです。
正しい方法でシャンプーをする
シャンプーをつける前にしっかりと予洗いを行い頭皮を髪の毛を濡らします。
髪の毛が擦れ合うことで起こる摩擦ダメージを最小限に抑えるためにシャンプーはしっかりと泡立て、指の腹で揉み込むように洗いましょう。
シャンプーの成分が頭皮残ってしまうと頭皮トラブルの元にもなるため最後のすすぎもしっかりと行うようにしましょう。
アウトバストリートメントでケアをする
お風呂上がりに使用するアウトバストリートメントも効果的です。
シャンプー後、タオルドライをしたら髪の中間から毛先にヘアミルクやヘアオイルをつけてドライヤーで乾かします。
そうすることでドライヤーの熱によるダメージを防ぎ、髪表面のキューティクルを整えパサつきを抑えたまとまりの良い状態をキープしてくれます。
シャンプー後はドライヤーで乾かす
シャンプー後は自然乾燥ではなくしっかりと乾かしましょう。
しっかりと乾かすことで髪の表面にあるキューティルが整い髪内部の水分が流出するのを防ぎます。
またドライヤーを使用する際は頭皮から20センチほど離し、キューティクルの流れに沿うよう髪の根元から毛先に向かって風当てるのがポイントです。
また長時間の使用はオーバドライとなり髪の負担が増えます。
しっかりと乾かす、かつ短時間で乾き切るようドライヤーの前のタオルドライをしっかりと行いましょう。
ヘアアイロンの使い方を見直す
ヘアセットの際にヘアアイロンを使用しているという方もいらっしゃるかと思います。
ヘアアイロンは高温なプレートで髪を挟みカールをつけたり真っ直ぐにしたりと、熱の力でか髪の毛以上を変えるものです。
そのため使うたびに髪にダメージが加わってしまうもの。
できるだけ温度設定は150~160℃程度にしそれ以上の高温での使用は控えましょう。
もちろんくせの強さに合わせた温度調整が必要ですが、当てる時間を短くすることや挟む毛束の量で、髪へのダメージを減らすことができます。
最適なスタイリング剤を選ぶ
パサつきを抑えるにはツヤ感のあるスタイリング剤が効果的です。
とはいえスタイリング剤によって質感や特徴が違うため以下の内容を参考に好みのものを選んでみてください。
- ヘアワックス・・・ハードからソフトまで適度な艶感とまとまりや毛束感を作るのに最適
- グリース・・・圧倒的なツヤ感と柔らかいテクスチャ、ホールド力は様々なのでワックスとの併用もしやすい
- ジェル・・・みずみずしいツヤ感とパリッと固まるのが特徴。水溶性でお湯でサラッと落としやすい
とはいえ広がりを抑えようとするあまり、スタイリング剤を過剰につけすぎてしまうとベタついた印象になってしまうので注意が必要です。
美容室でできる5つの対策方法
次に美容師目線でご提案する改善方法です。
自宅ではできない美容室ならではの方法になるのでより効果を実感できるはずです。
こまめにカットをする
髪の毛は紫外線やドライヤーの熱など、知らず知らずのうちにダメージが蓄積しています。
特に「ある程度の長さをキープしたい」、「もうし少し髪を伸ばしていきたい」という方は定期的に毛先のメンテナンスカットをおすすめします。
毛先を整えるだけでも手触りが良くなり、パサつきを抑える効果があります。
また、枝毛も適切に処理することで絡まりの原因も改善されます。
さらに男性の場合はパサつきによる広がりだけでなく毛量が多さと髪の毛が太いことで広がってしまう方も多くいらっしゃいます。
定期的に膨らみやすい箇所の適切な毛量を減らすことでまとまりのあるシルエットを維持することができます。
定期的にヘッドスパをする
ヘッドスパはマッサージによるラックス効果はもちろん、血行促進効果があります。
直接的にパサつきを抑える効果や広がりを抑える効果というわけではありませんが頭皮環境を健やかにし、潤いのある状態に仕上げてくれます。
健康な髪は健康な頭皮とも言われるように、髪の毛の健康状態は頭皮環境が直結しています。
カラーやパーマの頻度を見直す
ヘアカラーは髪の表目のキューティクルを剥がし内部に色素を入れることで内側から発色させます。
キューティクルが剥がれると、髪の毛の内部にあった水分や栄養が外に漏れ出し髪の毛のツヤなどが失われてパサつきの原因に。
パーマも同様にキューティクルを剥がし内部に薬剤を浸透させ、タンパク質の構造を組み替える施術になります。
髪質にもよりますがどちらの施術も必ず髪の毛にはダメージを与えます。
そのため美容室ではしっかりとカウンセリングをしたのち最適な施術を受けるようにしましょう。
例えばヘアカラーであれば毎回毛先まで染めるのではなくリタッチと呼ばれる根本だけを染めたり、パーマであればある程度傷んだ毛先をカットしてからかける、もしくは気になる箇所だけ部分パーマをかける方法などもあります。
ダメージによるパサつきが気になる場合は目指すイメージに極力近づけら施術はないか、ぜひ美容師さんと相談してみてください。
縮毛矯正をする
日々のヘアケアでくせ毛による広がりやパサつきを完全に抑えることはできません。
そのため、くせ毛を抑えたい場合は縮毛矯正がおすすめです。
縮毛矯正は基本的に一度かけた部分はまっすぐな状態になるため広がりは抑えることができます。
とはいえ髪の毛に与えるダメージは大きく状態に応じで頻度を考えながら施術を行う必要があります。
基本的には2〜3ヶ月おきに根元の伸びたところに縮毛矯正をかけ、毛先の部分はダメージが進行しないようトリートメントをしていくのがおすすめです。
サロントリートメントをする
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正など薬剤による施術でパサつきや広がりが気になる場合は、月に一度のサロントリートメントを行うようにしましょう。
「毎日家でトリートメントをしているから大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、サロントリートメントと市販のトリートメントでは効果が大きく違います。
まず市販のトリートメントは髪の毛の外側に作用するものが多いのですが、サロントリートメントは髪の毛の外側はもちろん内部にも補修成分を浸透しさせるため内側からもしっかりとケアをしてくれます。
本来薬剤によるダメージというのはキューティクルの損傷だけでなく髪の毛内部の潤いが流出しパサつきをうみます。
サロントリートメントは流失した潤いを閉じ込め、外側のキューティクルを補正する効果があるため、日々の自宅でのケアをさらに効果的にする働きもあります。
髪の広がりを抑えるヘアケアアイテムの選び方
とはいえシャンプーやアウトバストリートメントはどんなものがいいのでしょうか?
前述したようにパサつきによる広がりを抑えるには日々のホームケアが重要になります。
ここでは広がりを抑えるのに効果的な「シャンプー」「アウトバストリートメント(ヘアオイル、ヘアミルク)」の選び方について解説していきます。
パサつきを抑えるシャンプーの選び方
髪のパサつきによる広がりを抑えるには保湿シャンプーを選ぶ必要があります。
ここでは保湿シャンプーを選ぶ際にチェックしておきたいつのポイントについて解説していきます。
保湿成分が高配合なものを選ぶ
保湿シャンプーを選ぶからにはしっかりと保湿成分が含まれているものを選ぶ必要があります。
シャンプーには配合されている成分が記載されている成分表があります。
成分表は配合量が多い順に左詰で記載されています。
下記のような保湿成分が「水」の次に記載されているシャンプーは保湿効果が高い証拠ですのでチェックしてみてください。
代表的な保湿成分
- ヒアルロン酸
- セラミド
- グリセリン
- スクワラン
- コラーゲン
- 天然性油脂
などなど
保湿効果の高い洗浄成分を選ぶ
くせ毛による乾燥でパサつきやすい方や、カラーやパーマのダメージによってパサつきやすい方は潤いが足りていない状態です。
そのため洗浄力が強すぎるシャンプーを使ってしまうと、髪に必要な潤いがさらに洗い流されてしまいパサつきを促進させてしまいます。
「アミノ酸系」の洗浄成分であれば肌への負担が少ないだけでなく、適度な洗浄力でマイルドに洗い上げてくれるため髪の毛もしっとりと仕上げてくれます。
下記に代表的なアミノ酸系洗浄成分をまとめていますので成分表を見て照らし合わせながら選んでみてください。
代表的なアミノ酸系洗浄成分
- ココイルグルタミン酸TEA
- ラウロイルメチルアラニンNA
- ココイルグリシンNA
- ココイルメチルタウリンNA
などなど
メンズ向けくせ毛シャンプー厳選10本!現役メンズ専門美容師が解説
アウトバストリートメントの選び方
アウトバスである「ヘアオイル」と「ヘアミルク」、同じヘアケアアイテムですがどちらを選べばいいのか。
ここではまずその違いについて解説し、髪質別にどちらがいいのかご紹介していきます。
ヘアオイルとヘアミルクの違い
主成分が違う
ヘアオイルとヘアミルクは同じアウトバストリートメントでありながらそれぞれ主成分が違います。
ヘアオイルは植物性・鉱物性の油分が原料になっているのに対し、ヘアミルクは水分をベースとして油分が含まれているのが特徴です。
仕上がりが違う
主成分が違うためそのテクスチャーも違います。
ヘアオイルはトロッとしたテクスチャーが特徴で、とろっと滑らかにしっとりと仕上がるのが特徴です。
一方でヘアミルクはみずみずしいテクスチャーのものが多く、髪を柔らかくサラサラとした仕上げてくれます。
髪への効果が違う
油分で構成されたヘアオイル髪の毛1本1本をコーティングして外部からの刺激や負担を軽減する補修効果があります。
一方でヘアミルクは水が主成分になっているため保湿効果が高く、加えて油分も含まれているのでヘアミルク同様の補修効果も期待することができます。
ヘアオイル・ヘアミルクにおすすめの髪質
前述した特徴を踏まえヘアオイルとヘアミルクがどんな髪質に最適まとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
「ヘアオイル」がおすすめの方
- 髪が硬く広がりやすい方
- 髪にしなやかさがなくまとまりづらい方
- しっとりまとまる髪質にしたい方
- ツヤ感のある質感に仕上げたい方
- 薬剤ダメージによるパサつきがきになる方
「ヘアミルク」がおすすめの方
- 髪が柔らかく潰れやす方
- サラッとした自然な質感に仕上げたい方
- スタイリング剤のの変わりとしても使いたい方
- くせ毛でパサつきが気になる方
ヘアミルクとヘアオイルの違いと効果的な使い方【現役美容師が解説】
髪の広がりやパサパサを防ぐ5つの生活習慣
段の生活でなるべく髪がパサつかないようにするためにはないか予防法はあるのでしょうか?
ここでは毎日の生活習慣で少し気をつけるだけで髪のパサつきによる広がりを防ぐことができる5つの生活習慣について解説していきます。
紫外線対策
髪の毛は紫外線を浴びるとキューティクルが損傷し髪内部の水分や栄養が流出してしまうことでパサついやすくなてしまいます。
そのため長時間紫外線を浴びる環境にいる際はしっかりと紫外線対策を行いましょう。
主な紫外線対策
- 帽子をかぶる
- 髪の毛用の日焼け止めスプレーを使う
- 日傘を使う
- 日焼け止め効果のあるアウトバストリートメントを使う
日焼け止め対策としてかぶる帽子は通気性のあるものがおすすめです。
ニット帽や密着度の高いものだと汗や皮脂などが蒸れてしまうことで頭皮環境の悪化につながります。
バランスの良い食事
毎日の食事から摂取した栄養は血液によって髪の毛に運ばれます。
そのため健康的な髪の毛は毎日の食事から作られると言っても過言ではありません。
特にパサつきや枝毛を防ぐにはタンパク質の摂取が欠かせません。
また、ビタミンやミネラルも十分に摂取することでツヤ感や潤いのあるしっとりとした髪に仕上げてくれます。
良質な睡眠
仕事やプライベートを優先してしまうとどうしても不規則になりがちなのが睡眠。
とはいえ睡眠不足が続くと自律神経のバランスが崩れ血行不良になる場合があります。
前述したように必要な栄養をしっかりと摂取をしても、その栄養を運搬する血流が滞ってしまっては意味がありません。
髪に栄養をしっかりと運ぶためには良質な睡眠が必要不可欠です。
適度な運動
髪が成長する上で栄養素や酸素の供給が必要不可欠ですが、血流が悪いと運搬機能は低下し髪のコンデイションは悪化していきます。
髪を構成するコルテックス(全体の約90%前後を占める)の損傷はもちろん、髪の表面をコーティングしているキューティクルの機能も低下させるためパサつきの原因になります。
健康不良は前述した「睡眠不足」からも起こりますが、運動不足によっても起こるため適度な運動も心がけましょう。
また、外で運動する際は紫外線を多く浴びてしまいパサつきの原因になるため帽子をかぶるなどの紫外線対策も怠らないようにしましょう。
お酒・タバコは控える
アルコールを分解する際はケラチン合成に必須のアミノ酸を必要とします。
そのため必然的にケラチンの合成量も低下します。
さらにアルコールは髪のツヤと潤いに必須であるビタミン群の吸収も阻害するため、髪のパサつきに直結する原因にもなります。
とはいえ「酒は百薬の長」とも言われるように適量であればリラックス効果や結構促進効果期待することができます。
飲みすぎないよう楽しむ程度での飲酒をお勧めします。
以下にアルコールを摂取する上での適量をまとめましたのでお酒を飲む際は参考にしてみてください。
アルコールの適量
- 缶ビール(500ml:1本)
- 日本酒(1合弱)
- チューハイ(350ml:1本)
- ワイン(200ml)
- 焼酎(100ml)
- ウイスキー(60ml:ダブル)
また、タバコは血管を収縮させる作用があるため血液の循環が低下します。
つまりせっかく栄養を摂っても髪にまでしっかりと運ぶことができなくなるため髪の状態は悪化していきます。
パサつきだけではなく、男性は抜け毛や薄毛の要因にもなりかねないので注意しましょう。
まとめ【パサつきを改善しまとまりのある髪へ】
今回はパサつきに広がる原因とその対策・予防法についてお伝えさせていただきました。
髪の毛がパサつくとボリュームはもちろん、ヘアセットもやり辛くなってしまします。
ボリュームを抑えようとするあまり過剰にスタイリング剤をつけてしまうとベタベタとした印象に。
特に、清潔感を演出する上で必要なツヤ感というのはいやりすぎると相手によっては不快な印象を与えてしまう可能性もあります。
自然な収まりとまとまり感を手にしたい男性は是非参考にしていただけると幸いです。