今回はこんな男性のお悩みを解決してきます。
この記事でわかること
- パーマを長持ちさせるポイント
- パーマのもちをよくするシャンプーの特徴
- 美容師がお勧めするパーマヘアに最適なシャンプー
「パーマをなるべく長持ちするシャンプーが知りたい」
こんな風にいい感じにかかったパーマをなるべく長持ちさせることができるシャンプーがあれば知りたいという方もいいのではないでしょうか?
私も普段サロンワークでお客様のパーマを担当させていただくとアフターケアとしてシャンプーに関するご質問をよくいただきます。
どうせ毎日シャンプーをするのであればパーマのケアになるシャンプーを使いたいですよね?
そこで今回はパーマを長持ちさせる上で効果的なシャンプーを美容師目線でご紹介させていただきます。
とはいえ「パーマ専用シャンプー」と謳っているものはあまり目にしないですよね?
ご安心ください、今回の記事ではパーマに最適なシャンプーを選ぶ上で効果的な成分やその特徴をご紹介させていただきます。
もちろん私がおすすめするシャンプーもご紹介させていただきますのでそちらもチェックしてみてください。
目次
パーマ向けシャンプーの特徴
冒頭でもお伝えしたように「パーマ専用」と謳っているシャンプーはほぼありませんがパーマヘアに向いている、パーマを長持ちさせる上で効果的なシャンプーには以下のような特徴があります。
- 洗浄力がマイルドである
- 保湿成分が充実している
- 補修成分が充実している
パーマヘアにおすすめのシャンプーの特徴は、やさしい洗浄成分と保湿・補修してくれる成分が配合されているものです。
パーマ施術というのは専用の薬剤の使用や状況によっては熱を与えることで相当なダメージを与えます。
ダメージの特徴としては乾燥やパサつき、髪の毛の表面をコーティングするキューティクル損傷などがあります。
パーマをかけた際「今日はシャンプーを控えてください」と美容師さんから言われたことはありませんか?
特にパーマをかけた当日というのはパーマの結合が不安定なだけではなくキューティクルが開きやすく髪の毛内部の潤いが流失しやすい状態なのです。
つまり、乾燥やパサつきを促進させパーマの持ちを悪化させやすい状態であるということ。
そのため洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうとダメージを受けた髪をさらに傷めてパサつきを加速させてしまう恐れがあり、なるべく優しい洗浄成分で洗う必要があります。
またパーマによる乾燥やダメージを補修してくれる補修雨成分や保湿成分が配合されている商品を選ぶとなおいいです。
パーマをかけたらシャンプーが重要な理由
前述したようにパーマヘアには最適なシャンプーがあります。
シャンプーは髪の毛はもちろん頭皮を清潔にすることで健やかな状態を維持するためのケアアイテムです。
とはいえ良くも悪くも頭皮や髪の油分、つまり潤いをある程度洗い流してしまうもの。
パーマをかけた髪というのは肌でに例えると乾燥肌と同じ状態です。
乾燥肌の方が洗浄力の強い洗顔料を使って顔を洗い続けると乾燥はどんどんと進み肌は荒れてしまいますよね?
それと同じでパーマヘアも洗浄力の強いシャンプーで洗い続けるとダメージが加速してパーマはどんどんと落ちてしまいます。
特にシャンプーというのは毎日行うもので間違ったシャンプーを使い続けることで良くなるどころか状態を悪化させる場合もあるのです。
毎日自宅でできるヘアケアとして最適なものを選ぶことでパーマダメージをケアし、パーマを長持ちさせる上でシャンプーというのは効果的なケアアイテムになります。
パーマ向けシャンプーがおすすめ男性の特徴
パーマをかけた場合はパーマ向けシャンプーを使うことでパーマダメージを抑えカールを長持ちさせやすくなります。
とはいえ男性の中には頭皮ケアを大事にしたい方や抜け毛や薄毛予防に注力したいという方も多くいらっしゃいます。
どんな点に最も重きを置くかで変わってきますが、特に以下の5つに当てはまる男性はパーマ向けシャンプーを使用することをおすすめします。
パーマ向けシャンプーはこんな方におすすめ!
- ダメージが気になる男性
- パーマが取れやすい男性
- ヘアセットがしにくいと感じる男性
- 定期的にパーマをかける男性
- 強めのパーマをかけている男性
ダメージが気になる男性
パーマはカラー施術に比べ比較的髪への負担が大きい施術です。
そのため乾燥やパサつき、切れ毛などのダメージを感じている男性はダメージ補修効果の高いパーマ専用シャンプーを選びましょう。
パーマをかけたばかりはそれほどダメージは表面的に現れない場合もあります。
とはいえかけてから1ヶ月ほど経ってくると見た目はもちろん触った質感も変化してきます。
パーマが取れやすい男性
パーマが取れやすい方の場合、もちろんそもそもパーマのかかりが悪かった場合もあります。
とはいえ髪質や髪の状態を考慮ししっかりとかけづらい場合もあります。
その場合はパーマの形状をキープする効果のあるパーマ専用シャンプーもあるため、そういったものを積極的に使用してみましょう。
ヘアセットがしにくいと感じる男性
パーマをかけたにもかかわらずヘアセットがしにくいと感じている場合は、乾燥やパサつきによってまとまりづらくなってる場合があります。
保湿効果のあるものでまとまりやすくすることでパーマ本来のカール感を活かしたヘアセットをすることができるようになります。
定期的にパーマをかける男性
ショートやベリーショートの男性、髪の伸ばし途中で変化をつけるためにパーマをかけている男性は定期的にパーマをかけるかと思います。
その場合パーマによるダメージのサイクルが短くなることでダメージした髪に再度パーマをかけることになりダメージの蓄積になるだけでなく希望通りのパーマをかけることができなくなる場合があります。
継続的にパーマを楽しみたい場合は、次のパーマのためにも専用のシャンプーを使っていきましょう。
強めのパーマをかけている男性
例えばスパイラルパーマやツイストスパイラルパーマなど強めのパーマをかている方の場合はダメージも強く出る傾向にあります。
パーマというのは濡れている状態でクルクルとしたカール感がでますが乾かすとカールは弱まりパサつきを判断しやすくなります。
「強めのパーマ」という定義はデザインやスタイルだけでなく、乾いた状態でのパサつきでも判断することができるため、乾燥が気になる方は一度シャンプーも見直してみましょう。
パーマを長持ちさせるポイント
パーマを長持ちさせるにはパーマ向けシャンプーを使用するのが効果的です。
とはいえ方法はそれだけではありません。
パーマを長持ちさせるには日々のちょっとした手間を工夫することで効果を得ることができます。
是非以下のポイントを今日から取り入れてみましょう。
パーマを長持ちさせるポイント
- 正しい手順でシャンプーを行う
- トリートメント、アウトバストリートメントを使う
- ドライヤーを使って正しく乾かす
- スタイリング剤選びと使い方を最適化する
- 紫外線対策をする
- 定期的なカットをする
- アイロン等の高温は極力避ける
シャンプー選び同様にポイントは、過剰な乾燥を抑え潤いをキープするということがポイントです。
メンズパーマにおすすめのダメージケアとアイテムを現役美容師が解説
パーマ向けメンズシャンプーの選び方
洗浄成分や有効成分をメインに選んでみたいと思うのですがもう少し詳しく見極め方を教えてください。
シャンプーを選ぶ際は以下のポイントを基準に選んでみましょう!
パーマ向けシャンプー選びのポイント
- マイルドな洗浄成分で選ぶ
- ダメージケア成分で選ぶ
- 保湿成分で選ぶ
- ノンシリコンのものを選ぶ
マイルドな洗浄成分で選ぶ
シャンプーに含まれる最も重要で最も含有量が多いのが洗浄成分です。
洗浄成分には洗浄力が強いものからマイルドなものまで様々な種類があります。
特に男性の場合は、泡立ちがいいものや洗い上がりがすっきりとした爽快感のあるものを好む方が多くいらっしゃいます。
とはいえこの泡立ちや爽快感の正体は強い洗浄力だったりすることに注意をしましょう。
洗浄力の強い洗浄成分
- 高級アルコール系・・・ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na
- オレフィン系・・・オレフィンスルホン酸Na、ラウレス硫酸Na
さらに市販で購入できるメンズシャンプーには上記のような洗浄成分をメインに配合したものが多いため裏面にある成分表を確認してから選ぶようにしましょう。
一方でパーマヘアに適したマイルドな洗浄成分には以下のようなものがあります。
パーマヘアには上記のような頭皮や毛髪への刺激が少なくマイルドな洗浄力のタウリン系・アミノ酸系・ベタイン系の洗浄成分が入ったシャンプーが最適です。
とはいえ洗浄力が低すぎることで頭皮環境が悪化することも。
パーマヘアだからといって発汗量や皮脂の分泌量などは人によって異なります。
その際は波間向けシャンプーと頭皮ケアシャンプーをバランスよく使うよう心がけていきましょう。
シャンプーに含まれる界面活性剤の種類と効果を現役美容師が徹底解説
補修成分で選ぶ
ダメージが酷いとパーマが落ちやすくなるだけでなく、今後パーマをしっかりとかけることも難しくなります。
蓄積したパーマダメージに直接アプローチするダメージケア成分はパサつきの改善やパーマのカール感をキープする上でも効果的です。
目安となる補修成分とのその効果は以下のようなものです。
保湿成分で選ぶ
パーマによる乾燥で髪が広がってまとまらないという方保湿成分が充実したシャンプーがおすすめです。
シャンプーの成分表には含有量の多いものから左詰めで記載されています。
一般的に一番左に「水」「洗浄成分」の順に記載されているのですがその次に以下のような洗浄成分が記載されいているものであれば保湿に特化したシャンプーになるので目安にしてみてください。
- グリセリン・・・保湿効果が高く、多くの化粧品に使用される
- BG・・・保湿剤としてだけでなく、溶剤や柔軟剤としても使用される
- DPG・・・保湿効果だけでなく製品の劣化も防ぐ
- グルコース・・・保湿だけでなく粘度調整にも使用される
[/st-midasibox-intitl
ノンシリコンで選ぶ
男性の中には「シリコン=頭皮や髪に悪いもの」というイメージで積極的にノンシリコンシャンプーを使っているという方もいるかもしれません。
ですがシリコンは髪の毛同士の摩擦を軽減することで指通りを滑らかにしツヤ感を出す上ではなくてはならない成分です。
とはいえシリコンが髪に定着することでその重さによってカールが伸びてしまう場合もあります。
シャンプーではノンシリコンタイプのものを選び、保湿は指通りはトリートメントやアウトバストリートメントで補うのも一つの方法です。
また、シリコンがたくさん入っているシャンプーを使い続けたりしっかりと洗い流さないことで髪の表面に蓄積すると表面をコーティングしてしまいパーマがかかりづらくなることもあります。
普段パーマがかかりづらいと感じている方や今後も継続的にパーマをかけていきたい方はノンシリコンタイプのシャンプーを選んでみましょう。
メンズのパーマにおすすめなシャンプー10選
美容師さん目線でいいなと思うものを教えて欲しいです!
ここでは洗浄成分、補修成分、保湿成分、シリコンの有無を踏まえてパーマヘアにおすすめのメンズシャンプーをご紹介させていただきます。
私自身美容師としてサロン専売シャンプーをおすすめしたいところではあります。
とはいえ「市販で購入できるものでいいものはありますか?」と質問をいただくことも多くあるため、サロン専売シャンプーを5本、市販シャンプーを5本、合計10本のシャンプーをご紹介させていただきます。
あくまで個人的な使用感でのご紹介になりますがぜひ参考にしてみてください。
メンズのパーマにおすすめなシャンプー5選【サロン専売品】
ADJUVANT(アジュバン) RE:プラチナムシャンプー
パーマによるハイダメージをしっかりケアし洗い上げてくれるのがアジュバンのプラチナムシャンプー。
マイルドな洗い上がりのベタイン系洗浄成分をメインに配合し、BGやグリセリンなどの保湿成分を配合しているため乾燥をしっかりと保湿してくれます。
爽やかなオレンジの香りで使用感も抜群の一本です。
FIOLE(フィヨーレ) Fプロテクト ヘアシャンプー ベーシック
マイルドな洗い上がりのアミノ酸系洗浄成分と酸性石けん系洗浄成分でさっぱりとした洗い上がりが特徴なのがFプロテクトシャンプー。
人によって髪質は異なるものの、どんな髪質においてもパーマダメージをカバーし、パーマのカール感やハリコシをしっかりとキープしてくれます。
保湿成分にはDPG、ダメージケア成分CMCナノカプセル&DLGLを配合し、薬剤処理で失われた毛髪細胞間脂質を補うことでラメら構造を再構築させることで毛髪本来の持つバリア機能をケアします。
デミ コスメティクス ミレアム シャンプー
スタイリング剤にいても人気でご存じの男性も多いのがデミ。
このデミが展開するミレアムシャンプーは髪の毛はもちろん、頭皮にも優しい天然の植物油から作られたアミノ酸系の洗浄成分をメインに配合したシャンプーです。
なんといってもサロン専売品で高品質にも関わらずながら手に取りやすい価格なのはが嬉しいポイント。
サロン専売品のシャンプーに初めて挑戦してみる方にもおすすめの一本です。
N. (エヌドット) シアシャンプー(スムース)
ヘアオイルで人気のなプラが展開するエヌドットシリーズのシャンプーは高い保湿力が特徴です。
シアバター由来の洗浄成分でしっとりと洗い上げ、3種類の超高圧処理植物オイルや、フラーレン、マジョラムエキスなど保湿成分をたっぷり配合しています。
とはいえ男性特有の皮脂汚れも適度に洗い上げてくれるため爽快感も実感することができます。
コタ アイ ケア シャンプー 3
コタのシャンプーはパーマヘアの乾燥によるパサつきが気になる方に最適なシャンプーです。
洗浄成分においてもベタイン系のものをメインに配合してることで髪だけでなく頭皮も優しく洗い上げてくれます。
美容師にも人気のこのシャンプーはスカルプケアもしつつパーマによる乾燥やパサつきをケアしたい男性に最適な一本です。
メンズのパーマにおすすめなシャンプー5選【市販品】
Nile(ナイル) 濃密泡スカルプシャンプー
5種類のアミノ酸を配合し、極上の濃密泡でマイルドに洗い上げてくれるのがナイルのスカルプシャンプー。
高麗人参エキスをはじめ、センブリエキス、にんにく根エキスで頭皮に活力を与える効果も期待できます。
さらにパーマヘアに嬉しいノンシリコン処方のため、パーマのカールを長持ちさせたい方にも最適。
パーマによるダメージケアとカールの維持、さらにスカルプケアも併せてしたい男性におすすめの一本です。
BOTANIST(ボタニスト) ダメージケアシャンプー
パーマによる乾燥のケアとカールを長く持たせるにはボタニストのノンシリコンシャンプーがおすすめです。
ベタイン系の洗浄成分で頭皮や髪をマイルドに洗い上げてくれるためシャンプー後のきしみ感もありません。
また、マカダミアナッツオイルやボタニカルマイクロプロテイン配合でダメージケアもしっかりとしてくれます。
サンコール R-21 シャンプー
毛髪保護成分であるヘマチンをはじめ21種類の植物美容エキスを配合し、美しい髪へ導くシャンプーです。
パーマ直後の残留アルカリを穏やかに除去してくれるためダメージの元にもアプローチしてくれます。
また、発酵熟成プラセンタエキス、発酵オリーブ葉エキス、コメ発酵エキスと豊富な保湿成分を贅沢に配合しているためパーマによる乾燥が気になる方にも最適な一本です。
オブ・コスメティックス ソープオブヘア・1-ROシットリ
ヘマチンやコラーゲンなどが配合されいているためパーマによる乾燥が気になる方にもおすすめなのがオブ・コスメティックのシャンプー。
アミノ酸系洗浄成分をメインに配合しているため男性特有の皮脂汚れはしっかりと洗い上げ適度な潤いを残します。
またダメージ補修効果のある加水分解ケラチンも配合しているためパーマダメージが気になる方や継続的にパーマを楽しみたい男性に最適な一本です。
ALLNA ORGANIC (オルナオーガニック)
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分をしっかりと配合しているのがおるなオーガニックのシャンプー。
ベタイン系の洗浄成分でしっとりと洗い上げ潤い感をしっかりと保ちます。
またオーガニック成分と植物由来美容液すが髪の毛の内部にしっかりと浸透し内側からしっかりと補修してくれます。
ノンシリコン処方でもあるのでパーマを長持ちさせたい方におすすめです。
パーマ後はいつからシャンプーしていいの?
実際いつからシャンプーしてもいいのでしょうか?
また、その日のうちにシャンプーしてしまうと全部取れてしまいますか?
「パーマをかけた当日はシャンプーしないほうがいい」
なんとなくこんなイメージをお持ちの方が多いと思います。
そうなるとその後のお出かけや用事によっては仕上げの際のスタイリング剤の有無にも関わってくるため、パーマをかける日の予定の調整も考えないと・・・と思っている方の見るかもしれません。
ここでは実際にパーマ後のシャンプーはいつからしていいのか?という噂に加え当日や施術後1週間ほどのケアについて解説していきます。
原則シャンプーは24時間後以降
パーマをかけた直後の髪はキューティクルが開いているため非常にデリケートな状態、つまりダメージが出やすい状態です。
キューティクルが開いた状態なのすぐにシャンプーしてしまうと髪の毛内部の栄養分が流出してパサつきやすくなってしまいます。
またパーマの結合も不安定でまだしっかりと定着していない状態はカールを弱めてしまう場合もあります。
これは少し専門的なお話になってしまうのですが、パーマはその仕組上酸化させることでどんどんパーマの形状が定着していきます。
そのため髪の毛を濡らさないようにしておくことで自然酸化を促しパーマの定着を良くしてくれるというメリットもあります。
ダメージを最小限に抑える、またパーマがしっかりと定着し固定されるまではおよそ24時間かかると言われています。
これが「パーマをかけたその日はシャンプーを控えましょう」と言われる所以です。
その日に洗ったらどうなる?
では実際にパーマをかけたその日の夜にシャンプーをしてしまったらどうなるのか?
結論すぐにパサつきが出てしまったりパーマが取れてしまうということはありません。
仮にその日のうちにパーマが取れてしまうようであればそもそもパーマがうまくかかっていなかった可能性が高いです。
ほとんどの美容室では「施術後〇〇日以内であればお直し可能」などのアフターケアがあり対応してくれるため、一度美容師さんに相談してみましょう。
頭皮の痛みや臭いが気になったら気にせず洗う
パーマの薬剤は決して頭皮や髪にいいものではありません。
施術中に異変がなくとも帰宅後頭皮に痛みやかゆみが出る場合があります。
加えて最近のパーマ剤は改善されてきているもののまだまだ「ニオイ」が気にある方も多くいらっしゃいます。
頭皮の違和感をそのままにしておくと更なるトラブルにつながる場合もあるため、何か気になる場合は躊躇せずシャンプーするようにしましょう。
また、パーマ後に美容室でスタイリング剤をつけた場合もシャンプーして問題ありません。
むしろそのまま寝てしまうとスタイリング剤の油分が頭皮につき頭皮環境の悪化につながる恐れがあります。
その日に洗う場合注意すべきポイント
ここまでお話ししたようにパーマをかけた当日はシャンプーは極力控えたほうがいいとはいえ場合によってはシャンプーをする必要があります。
実際にシャンプーする場合は以下のポイントを押さえてシャンプーするようにしましょう。
- 洗浄力の弱いシャンプーで洗う
- 髪のを揉み込むように洗う
- トリートメントは必ず使用する
- カールが出るように乾かす
洗浄力の弱いシャンプーで洗う
洗浄力が極力マイルドなものを選ぶことで髪の毛の余計な脱脂を防ぎ乾燥の促進を防ぎます。
また、パーマ施術の際に一度美容室でシャンプーをしているはずなので頭皮への負担も最小限に抑えることができます。
髪の毛を揉み込むように洗う
髪の毛同士の摩擦ダメージや頭皮への負担をなるべく抑えるため、髪の毛にシャンプーを揉み込むようにし泡立てて洗うよにします。
パーマ剤のニオイや髪の毛についたスタイリング剤の油分は泡立てることで落とすことができます。
トリートメントは必ず使用する
乾燥を防ぐためにシャンプー後はトリートメントを使用するようにしましょう。
この時、髪の毛に揉み込むようにつけることでカールの伸びを防ぐことができます。
また、ドライヤーで乾かす前にも洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)をつけて乾かすことで乾燥から髪を守ることができます。
ヘアミルクとヘアオイルの違いと効果的な使い方【現役美容師が解説】
カールが出るように乾かす
自然乾燥は髪の毛内部の潤いを過剰に流出させてしまうためシャンプー後はしっかりと乾かします。
その際、濡れている状態でくっきりと出ているカールを手で伸ばしたりせずそのままの形状で乾かすのがポイント。
前述したようにパーマの形状は酸化することで形状が固定されていきます。
パーマ当日はカールがまだしっかりと固定されていないため、カール感を出して乾かすことでパーマの伸びを防ぎ固定させるようにしましょう。
パーマヘアの正しいシャンプーの方法
毎日のシャンプーで気をつけるべきポイントはありますか?
パーマ後はキューティクルが傷つきダメージを受けている状態です。
ポイントはできるだけシャンプーによるダメージを与えないようにすること。
まずは38度程度のぬるめのお湯でしっかり髪や頭皮の汚れを洗い流します。
頭皮や髪の毛の汚れというのはほとんどがお湯で落とすことができます。
シャンプーで落とすのは主にお湯では落とすことができない皮脂やスタイリング剤の油分だということも覚えておきましょう。
次にシャンプーをよく泡立てます。
地肌になじませ指全体で優しく揉むようにして洗いましょう。
特に男性はゴシゴシ力を入れて洗う方が多いですがこれはNG。
頭皮や髪の毛に余計な負担をかけないようにします。
髪を引っ張りながら洗うのはNGで、切れ毛やダメージの原因にもなります。
シャンプーを髪につける時間を極力短くし、洗浄によるダメージを減らす意識で洗うようにしましょう。
まとめ【最適なメンズシャンプーでパーマを長く楽しむ】
今回はパーマヘアに最適なシャンプーについて解説させていただきました。
毎日使用するシャンプーは実はパーマヘアのダメージ軽減やカールのもちを左右する重要なケアアイテムということが理解していただけたのではないでしょうか?
私のお客様でもパーマをかけられている方が多く以前に比べて興味を持たれる方が多くなったように思います。
これからパーマを検討されている方はもちろん、現在もパーマを定期的にかけられている方の参考になれば幸いです。