今回はこんな男性のお悩みを解説していきたいと思います。
この記事でわかること
- 髪の毛の太さが変わるしくみ
- 髪が細くなる原因
- 髪を太くしハリコシを復活させる方法
髪の毛のハリコシがないとスタイリングもうまくいかなかったり、毛量少なく見えてしまって周りからの印象も気になりますよね?
「昔は細くなかったのに気づいたらだんだん細くなっていた」という男性は、普段の生活習慣やケア次第で改善できる可能性があります。
この記事では髪が細くなる原因とその解決策についてもご紹介していきますので、今日からできる対策として是非参考にしてみてください。
目次
髪の毛の太さはなぜ変わるのか?
まず、髪の毛の太さが変わる理由からお伝えしていきます。
結論からいうと髪内部にあるコルテックスというものが関係しています。
コルテックスは細いタンパク質の繊維が束状に集まったもので、このコルテックスが多ければ髪は太くなり、コルテックスが少なければ髪は細くなります。
つまりこのコルテックスの量が髪の太さに直結してくるということです。
また、髪の毛の強さや弾力性、色、光沢を保つ役割を果たしているためコルテックスが損傷すると、髪の太さだけでなくパサつきや色あせの原因にもなります。
コルテックスの量は生まれつきの傾向や個人差はありますが、髪の健康状況や加齢によっても変わります。
さらに、食生活や睡眠不足、ストレスなど、生活習慣も髪の太さに影響してくるため栄養バランスの良い食事を摂り、十分な睡眠をとること、ストレスを溜めないようにすることが非常に重要になります。
髪の毛が細くなる原因
前述したように髪の毛はコルテックスの量によってその太さが変わるとお伝えさせていただきました。
ではなぜ髪の毛が細くなる、すなわちコルテックスの量減少してしまうのでしょうか?
髪の毛が細くなる要因にはもともと細かったという先天性のものと、だんだんと細くなっていく後天性のもの、大きく二つに分かれます。
髪の毛が細くなる原因①:遺伝
髪の毛が細い原因として、遺伝や生まれつきによるものが考えられます。
髪の毛の細さや柔らかさなどは遺伝的な要素が大きく関わっているため、子どもの頃から髪の毛が細く柔らかい男性の場合は遺伝や体質と言えます。
生まれつき髪が細い場合は後天的に太くすることは難しいでしょう。育毛対策など、髪の毛の成長を促しても、元々の太さ以上に髪の毛を太くすることは期待できないかもしれません。
遺伝・生まれつきではなく、年齢とともに細くなった場合は後天的な要因が考えられるため改善できる可能性があります。
髪の毛が細くなる原因②:加齢
髪の毛は健康な方でも、年齢とともに髪が細くなる場合があります。
髪の毛は頭皮の毛細血管を通して栄養が送られて成長するのですが、歳を重ねると毛細血管が老化し髪の毛に栄養が十分に送られなくなります。
これによって髪の毛が健康な状態を保てなくなり、細くなります。
髪の毛が細くなる原因③:ヘアサイクルの乱れ
加齢によってヘアサイクルが乱れるのも原因の一つです。
髪の毛は成長期から退行期、休止期を経て抜け、新たな毛が生えるといった周期を繰り返しています。
ですが年齢とともにホルモンバランスは変化します。
テストステロンが女性ホルモンであるエストロゲンに変換される過程で、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質が生成されるのですが、DHTは特定の遺伝的な要素によって髪の毛の毛包に過剰に反応し、毛包を縮小させてしまいます。
これによって髪の毛の成長サイクルが短くなりヘアサイクルが乱れると、髪の毛は十分に成長しきれず細い状態のまま抜けるようになります。
髪の毛が細くなる原因④:血行不良
血管の収縮や血流の悪化で血行不良になると、身体全体に悪影響がでます。
もちろん髪も例外ではありません。
血行不良によって頭皮は固くなり、髪が育ちにくくなります。
また髪は成長のための栄養素を血液から受け取っているため、血行不良の状態では栄養素がうまく届かず成長を妨げる原因になってしまいます、
血行不良はストレスや運動不足が主な要因ですが、喫煙や過度の飲酒も悪化させる要因となるため注意しましょう。
髪の毛が細くなる原因⑤:髪の栄養不足
食生活の偏りによって、髪に必要な栄養素が不足するのも髪が細くなる要因です。
日々の食事で栄養不足が続くと髪の成長を阻害する可能性があるため、特に脂っこい料理や肉類ばかりを食べる、インスタント食品やファーストフードに頼った食生活を送っている男性は注意が必要です。
こういった食生活の偏りは、頭皮の皮脂の過剰分泌を促し髪に必要な栄養素が不足させます。
髪の成分は主にタンパク質で構成されいてるため、食事の際は特にタンパク質を意識的に摂取する必要があります。
さらに栄養を効率的に吸収させる働きや、髪と頭皮の環境を整えことができるビタミン類、亜鉛を積極的に取り入れることも効果的です。
これらの栄養素を摂取するためにはバランスのとれた食事メニューを1日3回、食べることが非常に重要です。
食事が偏りがちな男性は、サプリメント等で不足している栄養を補うようにしましょう。
髪の毛が細くなる原因⑥:誤ったヘアケア
髪の毛や地肌のケアを行なっていてもその方法ややり方が間違っていて逆効果です。
例えば頭皮を清潔に保とうとするあまり、洗浄力の強い (洗い上がりがサッパリしすぎる)シャンプーを使っていたり、一日二回以上シャンプーをしている男性は注意が必要です。
過剰なシャンプーは必要以上に皮脂を洗い流してしまうため、逆に頭皮環境を悪化させる恐れがあります。
また、シャンプーの後のドライヤーも必要以上に温風を当て続けてしまうと頭皮が乾燥し血行不良や皮脂の分泌を促します。
過度なカラーリングやパーマも頭皮に負担をかけてしまうため髪の毛が細くなり可能性があるため十分に注意しましょう。
髪の毛を太くする4つの方法
前述したように、髪の毛が細くなる要因には先天性のものと後天性のものの2つがあります。
そのうち後天性の要因に関しては日々の生活で改善し、髪の毛を太くする小塚が期待できるものもあります。
ここではその方法について、以下の4つを解説していきます。
髪を太くする方法
- 食生活の改善
- 睡眠の改善
- 血行不良の改善
- 頭皮ケアの改善
髪の毛を太くする方法①:栄養バランスを考えた食生活へ改善する
育毛のためにも、栄養バランスのとれた食事を心がけ、髪に必要な栄養素を意識的に摂取しましょう。
とくに髪の主成分であるタンパク質、栄養の吸収を助ける亜鉛やビタミン類といった成分は育毛に必須の栄養素です。
タンパク質は鶏ささみや鶏むね肉(皮なし)、ビタミンならアーモンドや青魚、亜鉛なら牡蠣から効率よく各栄養素を摂取できます。
とはいえ髪の毛に必要な栄養素のみを摂取したからといって、髪の毛が太くなることが期待できるわけではありません。
一日3食しっかりとることで偏りないさまざまな食品を摂り、脂肪分の多すぎないバランスの整った食事を心がけるようにしましょう。
髪の毛を太くする方法②:良質な睡眠をとる
毛周期、すなわちヘアサイクルを安定させるためには、良質な睡眠をとることが重要です。
充分な睡眠は、髪をたくましく太く成長させます。
睡眠中に分泌が活発になる成長ホルモンは体の細胞が受けたダメージ修復する作用があり、頭皮の細胞や毛根組織も例外ではありません。
そのため、髪を太く丈夫に育てるには、成長ホルモンが欠かせません。
成長ホルモンは熟睡しているとき、特に午後10時〜午前2時の間にに多く分泌されるため、睡眠をとる時間とその睡眠の質を高めることが大切です。
髪の毛を太くする方法③:血行不良を改善する
満遍なく必要な栄養素を摂っても、頭皮にしっかり届かないようでは意味がありません。
髪の毛に栄養を送るためには血行を促進することが非常に重要になります。
ストレッチやジョギングといった軽い運動は血行促進効果がありますし、ご自宅での頭皮マッサージはもちろん定期的な美容院でのヘッドスパもおすすめです。
特に入浴中は体温が上がり血流がいい状態なので、シャンプー中や湯船に浸かりながら頭皮マッサージをすると効果的です。
髪の毛を太くする方法④:頭皮ケアを見直す
男性の中には家にある女性用のシャンプーをとりあえず使っているという方もいらっしゃるかもしれません。
もし今使っているシャンプーが女性用である場合、男性用のスカルプケアシャンプーに切り替えましょう。
男性は皮脂が女性より多く分泌されますが、女性用シャンプーではそれをしっかり洗い流せず、ヘアサイクルに悪影響を与える可能性があります。
特に薄毛が気になっている男性には、しっかり皮脂が洗い流せて、育毛効果も期待できるシャンプーがおすすめです。
まとめ
年齢と共に髪の毛が細くなりハリコシがなくなったと感じている男性も多いのではないでしょうか?
もちろん加齢や遺伝など、先天性な理由として様々な要因も考えられます。
とはいえ普段の生活習慣を振り返った時に、後天的な要因として何か問題があるのであれば改善する可能性はあります。
気になる男性はぜひ取り組んでみましょう。