今回はこんな男性のお悩みを解説していきたいと思います。
この記事でわかること
- 顔を保湿する最適な回数
- 保湿する上で注意するポイント
- 顔の保湿を怠るとどうなるのか
顔の保湿は重要、とはいえ1日にどのくらいするのが最適なのか気になるという男性もいらっしゃるのではないでしょうか?
特に乾燥肌の方で保湿剤を使っていると、「たくさんつけた方がいいのか」「何回もつけた方がいいのか」と思ってしまうものです。
冬場の乾燥する時期だけでなく、夏場でも日中エアコンが効いた室内にいる時間が多い方などは日々のスキンケアにおける保湿の回数や最適なタイミングが知りたいという方もいるはずです。
今回はそんなスキンケアにおける「化粧水を使った保湿」にフォーカスを当てた内容についてまとめていきたいと思います。
目次
顔の保湿は1日何回が最適なのか?
メンズスキンケアの注目が高まり、洗顔料だけでなく化粧水を使う男性が増えてきています。
洗顔の最適な回数含め、化粧水での保湿はどのくらい行えばいいのか、あまり深く考えていないという方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと保湿をするのは一日2回程度と推奨されています。
一日2回と聞くと面倒だなと感じる男性いらっしゃるかもしれませんが、保湿の回数=洗顔の回数とイメージするといいです。
つまり朝と夜の洗顔をしたタイミングで保湿であれば無理なく行えるのではないでしょうか。
洗顔後というのは肌が乾燥しやすくなってるため速やかに保湿をする必要があります。
化粧水で肌に水分を補い、肌をやわらかく整えてから、美容液や乳液、クリームなどで保湿成分や油分を補いましょう。
また、乾燥肌の方の中には普段から保湿剤をつけてる方もいらっしゃるかと思います。
一度に大量に塗ると効果があるのではと思うかもしれませんが、保湿剤の量を増やしても特に保湿力がアップするということはありません。
一日2回の保湿が面倒だからといって一度にまとめて保湿をするのではなく、2回に分けて行うようにしましょう。
顔の保湿をしなければいけない理由
前述したように顔の保湿は1日2回を目安にする必要があるとお伝えさせていただきました。
ではなぜ顔の保湿をする必要があるのでしょうか?
保湿と聞くと肌に水分をたっぷり入れることと思いがちですですが、それでは一時的に潤いを与えるだけで時間とともに乾燥してしまいます。
正しい保湿とは、肌が本来持っている自ら潤う力を生かし、うるおいを保つバリア機能をサポートできるよう、肌環境を整えることです。
このバリア機能を考える上で重要なのが、肌の一番外側にある角層です。
角層では、本来天然保湿因子(NMF)が産生され、水分をしっかり抱えこんだ状態で角層細胞の中に存在しています。
肌のバリア機能が低下すると、肌から水分が蒸散しやすくなり、角層の保湿成分が減少することで肌の保湿力が低下していきます。
保湿をすべき理由はこの肌のバリア機能を担う角層の働きを整えることであり、そのためには1日2回の洗顔、そして化粧水等を使った保湿が非常に重要になってきます。
肌の保湿量が低下する原因
保湿をする理由は角層のバリア機能をサポートする上で重要な役割を担っています。
ではなぜ肌のバリア機能が低下し保湿量が低下してしまうのか。
その理由は以下の4つです。
肌の保湿量が低下する原因
- 季節や室内環境、紫外線の影響
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 間違ったスキンケア
- 年齢と乾燥
季節や室内環境、紫外線の影響
気温が急激に下がる秋から冬にかけては、空気がとても乾くようになります。
また秋から冬以外でも、冷暖房が効いた室内は常に空気が乾燥しているため、このような環境に長時間いると角層から水分が奪われて乾燥しやすくなってしまいます。
また、5〜7月にかけては紫外線量が一気に増えます。
紫外線は肌表面に日焼けを起こし、角層から水分を奪ってしまうため乾燥の原因となります。
肌のターンオーバーの乱れ
肌はターンオーバーと呼ばれる新陳代謝をくり返すことで、角層細胞を定期的に入れ替え、肌のバリア機能を維持しています。
しかし、睡眠不足や血行不良、バランスの悪い食生活などによってこのターンオーバーのサイクルが遅延します。
そうすると水分の少ない古い角層細胞がいつまでも肌に留まり、乾燥が進んでしまいます。
また、その一方でターンオーバーのサイクルが早すぎると、角層が未熟な角層細胞ばかりで形成されてしまい、同じく乾燥が進みます。
間違ったスキンケア
最近では男性の中にもメイクをされているかたが増えてきました。
そのため、しっかり落とそうとするあまりメイク落としや洗顔のたびに肌をゴシゴシとこすったり、スクラブ洗顔や毛穴パック、ピーリングなどを頻繁に行ったりしていると、角層が傷ついて水分が逃げやすい肌状態になってしまいます。
また、洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料で洗ったり、熱いお湯ですすいだり、洗顔の回数や頻度が多かったりすると、肌の保湿を担っている天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質、皮脂を洗い流してしまい、肌の保湿力低下を促してしまいます。
洗顔後、ピリピリとした感じや肌のつっぱりを感じるようであれば、洗顔料の洗浄力が強い可能性や、そもそも洗顔方法に誤りがある場合があります。
年齢と乾燥
皮脂腺によって分泌された皮脂が肌を乾燥から守っています。
ですが、年齢とともにこの皮脂腺の分泌量は減少するため肌は乾燥しやすくなります。
また、肌の表面を覆う薄い層(角質層)によって肌は乾燥から守っていますが、こちらも年齢とともに厚さが薄くなるため、肌の乾燥しやすくなります。
最後に、肌の真ん中にありコラーゲンやエラスチンなどの成分で構成されています真皮という層があります。
コラーゲンやエラスチンはというのは肌の弾力やハリを保つ役割を果たしています。
しかし、年齢とともにコラーゲンやエラスチンの減少するため、肌の弾力やハリが低下し、結果として乾燥しやすくなります。
洗顔の回数とポイント
毎日の保湿は洗顔後に行うことが重要です。
では洗顔もたくさん行えばいいのか?とうことになるかもしれませんがそうではありません、
一日に何度も洗顔をしたくなる方もいるかもしれませんが、過度な洗顔は肌に必要な皮脂や潤い成分まで洗い流してしまいます。
その結果、肌のバリア機能が低下し、肌荒れを引き起こす恐れがあるので一日2回が基本です。
逆に、洗顔の回数が少ないと肌についた汚れやホコリが落としきれず、肌トラブルを起こす原因にもなります。
また、洗顔をする際は以下のポイントを押さえて行うようにしましょう。
洗顔をする際のポイント
- 洗顔料を使用する
- 弾力のある泡を使う
- ぬるま湯を使用する
- 泡が残らないように丁寧にすすぐ
- 洗顔後は直ぐに保湿をする
洗顔料を使用する
洗顔は適切な量を守って使いましょう。
特にチューブタイプや石鹸タイプは、泡立ちが不十分だと、肌と洗顔料との間で摩擦が起こり、肌に負担がかかってしまいます。
逆に使用量が多すぎて、肌に洗顔料が残ってしまうと、これも肌荒れの原因になってしまうため、洗顔料はパッケージに記載された使用量を守って使いましょう。
弾力のある泡を使う
弾力のある泡を使って洗顔することで、洗顔時に肌へ与える摩擦を減らすことができます。
泡立てネットや専用の泡立て器などを使って、逆さにしても落ちないぐらいの弾力ある泡を作りましょう。
商品によっては泡の状態で出てくるタイプの洗顔料もあるので、泡立てる手間を省きたい人は是非検討してみてください。
ぬるま湯を使用する
洗顔に利用する水は、32℃~33℃のぬるま湯が最適です。
熱いお湯の方が汚れが落ちやすいのではと思われるかもしれませんがお湯が熱すぎると、肌に必要なうるおいまで洗い流してしまい、乾燥を招きます。
とはいえ、冷水を使うと毛穴が開かず、しっかりと汚れを落とすことができません。
ぬるま湯を利用することで、肌に必要な成分は残しつつ、不要な汚れや皮脂を落とすことができます。
泡が残らないように丁寧にすすぐ
洗顔時に肌につけた泡は、すすぎ残しがないようしっかりと落としましょう。
その際、肌に強い刺激を与えてしまうことになるため、シャワーを直接当てるのは避けます。
目安として、泡をつけていた倍の時間をかけて洗い流すとよいでしょう。
特に、髪の生え際やもみあげ部分は、泡が残りやすい場所になるため念入りにすすぐことがポイントです。
洗顔後は直ぐに保湿をする
洗顔を行うと顔の皮脂や汚れが落ちますが、同時に肌表面は皮脂による膜のない乾燥しやすい状態になります。
そのままにしておくと肌に必要な水分まで蒸発してしまうので、洗顔後はすぐに化粧水でうるおいをチャージし、乳液やクリームを使って肌に蓋をしましょう。
洗顔自体はやりすぎると逆に肌荒れを引き起こす恐れがあるので一日2回が基本であるとお伝えさせていただきました。
保湿も洗顔後を目安とするため一日2回行い、化粧水で肌に水分を補給することで肌をやわらかく整えてから、美容液や乳液、クリームなどで保湿成分や油分を補いましょう。
顔を保湿する際の注意点
一口に保湿剤といっても、軟膏タイプ・クリームタイプ・ローションタイプと様々なものがあるため自分の肌質に合ったものを選ぶようにしましょう。
例えば乾燥肌の方は油分が多い保湿剤を、また脂性肌の方は油分が少なめの保湿剤を選ぶことでより効果的に肌環境を整えることができます。
まず、化粧水を使用する手順は以下の通りです。
化粧水を使用るす手順
- 化粧水を500円玉程度の大きさで手の平に取る。
- 手の平を合わせ、手の熱で温めるイメージで薄く伸ばす。
- 顔全体を手の平で包み込むようになじませる。
- 乾燥や小じわが気になる部分は、指の腹で軽く抑えて浸透させる。
- 手に残った化粧水は首周りやデコルテに塗る
次に、化粧水をつける際に気をつk流べきポイントについて解説してきます。
顔を保湿する際の注意点①:肌を叩くようにつけない
化粧水をつける際、肌を叩くようにつけた方がしっかりと馴染むのではと思ってしまいがちですが、これでは余計な刺激を与えてしまいます。
男性の場合はついやってしまいがちですので気をつけましょう。
手の平で浸透させるのが肌に優しい方法です。
さらに、コットンに含ませてそっと顔に当てる方法もオススメです。
顔を保湿する際の注意点②:乳液もつける
化粧水をつけるだけだと、つけた時は潤っていますが、時間の経過とともに水分が蒸発してしまいます。
特に乾燥肌の人は直ぐに元の状態に戻ってしまうため、化粧水をつけた後は乳液をつけましょう。
乳液には「、化粧水で補給した水分を肌に閉じ込め、乾燥を防ぐ役割があります。
また、乳液には保湿効果だけでなく、肌を保護する効果や、美肌効果も期待できます。
化粧水をつけた後に乳液を塗ることで水分の蒸発を防ぎ、保湿がより長く持続させましょう。
顔を保湿する際の注意点③:肌質に合ったものを選ぶ
化粧水を選ぶ際のポイントは二つあります。
まず一つは保湿力が充分にあるものかどうかです。
やはり、浸透し保湿することが重要なので、その点をしっかりアピールしているものを選ぶようにしましょう。
二つ目は自分の肌質に合っているか、弱点をカバーしてくれるものかどうかということです。
目安となる表記
- 乾燥が気になる方→しっとりタイプ(うるおい」「高保湿」など)
- べたつきが気になる方→さっぱりタイプ(「さらっと」「べたつかない」など)
上記のように肌質や使用感などで自分にあったいいものを選ぶようにしましょう。
顔の保湿を怠ると起こるデメリット
では、顔の保湿を怠ってしまうとどんなデメリットが生じてしまうのでしょうか?
顔の皮膚は、体の中でも特にデリケートな部分です。
そのため、日々の保湿ケアが重要になり保湿を怠ると、肌の乾燥が進み、バリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、肌が外部からの刺激を受けやすくなり、ニキビや肌荒れを起こしやすくなります。
また、乾燥した肌は、小じわやたるみ、くすみなどの老化の原因にもなります。
顔の保湿をおこなることで具体的な起こるトラブルには以下のようなものがあります。
- 乾燥肌
- 小じわ
- たるみ
- くすみ
- ニキビ
- 肌荒れ
- 毛穴の開き
- 吹き出物
- 敏感肌
また、最近ではヒゲなどの脱毛をされている男性も多くいらっしゃいますが、肌が乾燥していると脱毛の光を照射で火傷になる危険性があるため注意をしましょう。
その反面、十分に保湿されている状態であればより照射レベルをあげることができるため、より脱毛効果を高くすることができます。
特に乾燥がひどい場合は脱毛の施術が受けれない場合もあります。
これまで脱毛施術を受けたことがある男性の中で「ピリピリ」とした痛みを感じたことがある方もいるかもしれませんがもしかしたら肌が乾燥していた可能性があります。
肌にうるおいがある場合は脱毛時の熱や光の刺激をおさえてくれるので、自然と痛みも軽減されます。
まとめ
今回は最適な保湿の回数と、乾燥の原因、それによって起こるデメリットについてご紹介させていただきました。
記事の中でもお話しさせていただいたように、最近ではメイクをされる男性や脱毛をされる男性が増えたことによって何らかの肌トラブルを抱えている男性も増えたきたように思います。
洗顔やその延長である保湿に注力される男性が増える一方でその方法を間違ってしまうことで新たに肌トラブルを引き起こす可能性があります。
ご自身の肌にあったケアをすることで、潤いのある肌を維持していきましょう。