今回はこんな男性のお悩みを解決してきます。
この記事でわかること
- パーマダメージの原因
- パーマのダメージケア
- パーマスタイルを楽しむには
「パーマをかけると髪が傷んでしまった」
この記事を読んでくださっている男性はパーマをかけたことで髪のダメージが気になっているのではないかと思います。
その中には初めてのパーマで傷みが気になっている方や、何回目かのパーマで今回初めて傷みが気になったという方もいるかもしれません。
正しいダメージケアの方法や最低なアイテムがわかればすぐにでもケアをしてなるべくいい状態でパーマを持たせたいですよね?
そこで今回は、パーマのダメージケアの最適な方法や使うべきアイテム、そしてパーマヘアを継続して楽しむポイントについて解説していきたいと思います。
私自身、メンズ専門美容師として日頃から多くの男性のパーマを担当させていただいています。
その際に美容師として注意している点やお客様にお伝えしていることも交えて解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
目次
パーマで髪が傷む5つ原因
なぜパーマをかけると髪は傷んでしまうのでしょうか?
髪質やパーマの頻度、パーマのスタイルは人によって異なりますが結論から言うとパーマをかけると確実に髪は傷みます。
パーマ施術直後に傷みを感じる場合や、時間が経ってから痛みが気になり始める方もいますがそもそもなぜパーマをかけると髪は痛むのでしょうか?
まず初めにパーマダメージの原因になりうる5つのポイントについてご紹介していきます。
パーマが強くかかりすぎた
「強くかかり過ぎた」と言うのは厳密に言うと、薬剤が強過ぎたもしくは薬剤を塗布し放置している時間が長かった場合のことを指します。
薬剤の強さと言うのは希望のスタイルに対する髪の強さで判断します。
この選定を間違ってしまうと髪に余計な負担を与えてしまいダメージとなって表面化してしまいます。
また、ロッドを巻いて薬剤をつけている時間を長く取りすぎると同じように髪に余計な負担を与えてしまいダメージの原因になります。
とはいえこの2点は美容師側のミスになるためお客様側は防ぐことができません。
美容師側のミスを最小限に抑えるためにもパーマが得意な美容師さんに任せる、何度も担当し髪質を理解している美容師さんに任せるなどで対策をしましょう。
前回のパーマからの頻度が短い
個人差はありますが髪の毛は1か月で約1センチほど伸びます。
そのため、根元のボリュームアップのためにパーマをかけている場合はどうしてもパーマの頻度が短くなってしまいがち。
1か月に一度など、前回のパーマから短い周期でパーマをかけてしまうとダメージが加わっている箇所(主に毛先)にさらにダメージを与えてしまいます。
パーマは、強いアルカリ性のパーマ液やカラー剤に浸しキューティクルを開かせることで効果を出す仕組みになっています。
毛髪内部に必要な成分を流出させやすくケラチンを切断してしまったりすることで内部がスカスカになり、毛先中心にパサつきが出やすくなるため短い周期でのパーマはダメージに要注意です。
カラーやパーマとの併用
すでにカラーや縮毛矯正をしている髪にパーマをかけてしまうと綺麗にかからないことやダメージによりチリチリになってしまう場合もあります。
特にブリーチをしている髪やブリーチを使ったハイライトを入れいている場合は原則パーマはやめておきましょう。
また縮毛矯正をしている場合、原則として一般的なパーマは(コールドパーマ)かけることができません。
(厳密にいうと、パーマ剤では縮毛矯正の結合を壊し再度パーマをかけることができない。)
とはいえ状態によって、もしくはデジタルパーマであれば縮毛矯正をかけていた髪でもかけることはできます。
正し仕上がり直後は大丈夫と感じても時間の経過とともにパサついて傷んでいきます。
シャンプーの頻度
パーマの1剤の中には髪の毛内部への浸透をを促進させるため「アルカリ剤」が入っていています。
健康な髪の毛は「弱酸性」なのですが、パーマが終わったときにまだ、アルカリが残留しています。
この髪の毛に残ったアルカリによってキューティクルが傷つきやすくなり、シャンプーによる摩擦で髪内部の栄養が流れてしまう恐れがあるんです。
シャンプー中に絡まりやきしみを感じる場合は要注意。
また、メンズシャンプーに多い泡立ちがよいシャンプーの場合、洗浄力が強いため髪の水分や油分をとりすぎることも考えられます。
毛量をすき過ぎている
男性で毛量が多い方の場合美容室のでのカットの際毛量をたくさん減らしてるという方も多くいらっしゃいます。
毛量を多くすいた状態でパーマをかけるとしっかりかかりづらいだけでなく、テンション(パーマを撒く際に髪を引っ張る強さ)に村ができてしまうため必要以上にダメージが出てしまう場合があります。
また、パーマ後にも同じくすき過ぎてしまうことでことでスキばさみによるパサつきも相まって乾燥やダメージが強くなります。
もちろんある程度毛量は減らす必要があります。
とはいえ必要以上にすき過ぎずまとまり感を維持することでパサつきを緩和しつつパーマを楽しむことができます。
パーマのダメージケアが重要な4つの理由
直毛の男性はもちろん、ボリュームに悩む男性にとって毛先のカール感やしなやかな動き、ふんわりとしたボリューム感や柔らかさを演出する上でパーマは効果的な施術です。
私自身、普段から多くの男性のパーマを担当させていただいております。
とはいえ施術をさせていただく際、パーマダメージのケアが重要な理由として4つのポイントも併せてお伝えしています。
ここでは私が普段お客様にお伝えしている内容をご紹介させていただきます。
見た目の印象がよくなる
パーマによるダメージはキューティクルを損傷し、内部の水分や潤いを流出させやすくなります。
特に強いパーマをかけた方や定期的にパーマをかけている方、カラーとパーマをどちらも楽しんでいる方の場合「パサつき」は無視できない問題です。
髪のパサつきは清潔感を損なう場合や、相手によってはだらしない印象を与えてしまう場合もあります。
印象のいいヘアスタイルの為にはしっかりとダメージケアをし、潤いのある状態をキープしましょう。
パーマの「もち」がよくなる
パーマは、薬剤の力で髪の結合を変化させてカールやウェーブ、そしてをボリューム感を作る施術です。
とはいえ髪の毛というのはパーマをかける前の状態(元々の結合)に戻ろうとする上、毎日のシャンプーやブラッシング、紫外線などの影響によりカールはどんどん緩んでしまいます。
正しいヘアケアでダメージケアをすることで、内部構造の変化を最小限に抑えパーマのもちを良くすることができます。
スタイリングが楽になる
ダメージが進行すると、パサつきやすくなりまとまりが悪くなてしまいます。
特に「毎日のスタイリングを楽にするためにパーマをかけたい」という男性は毎日のダメージケアをおろそかにすると逆にスタイリングが大変いなることも。
適切なヘアケアを行いダメージケアをすることで髪の状態が整い、美容室でかけた状態の自然なカールやウェーブを自宅でもなるべく長く再現しやすくなります。
継続してパーマを楽しめる
男性の中には月に一度、1か月半に一度のペースでパーマをかけている方もいらっしゃるかと思います。
もし定期的にパーマをかける場合はダメージが蓄積しやすい毛先を適宜カットしてから再度パーマをかけることをおすすめします。
とはいえ「なるべく長さを切りたくない」「伸ばしている途中の変化としてパーマをかけたい」という場合もあるかと思います。
その場合はダメージケアをしっかりと行い、パーマかけやすい状態をなるべく維持するようにしましょう。
ダメージが強く出ている場合は希望のスタイルができない、最悪施術をお断りされる場合もあるため継続したパーマスタイルを楽しみたい場合はダメージケアが必須です。
パーマが落ちる3つの原因
せっかくかけたパーマですが、残念ながら一度かけたパーマは半永久的に残るわけではなく、時間の経過とともにカールか感は弱くなり次第に落ちていきます。
とはいえパーマが落ちる原因を知ることでより長くパーマを楽しむための方法や対策を考えることはできます。
まず、パーマが落ちる原因には大きく以下の3つのポイントがあります。
パーマが落ちる原因
- 髪の毛の構造
- パーマの仕組み
- 毎日のケア
髪の毛の構造
髪の毛が細い方やカラー・以前にかけたパーマ、熱や紫外線によってダメージが蓄積している髪の場合薬剤が髪に十分に浸透せずかかりにくい場合やすぐに取れてしまう場合があります。
もちろん美容師は施術を行う際、髪の状態に合わせた薬剤を選びます。
とはいえ状態によってはダメージを考慮して希望のスタイルを作りづらい場合や、ダメージだけが大きく出てしまう場合もあるため結果的に持ちの悪いパーマになってしまうことも。
パーマの仕組み
パーマ液は髪のたんぱく質の結合を切断し形状変える施術です。
とはいえ時間が経つと、この結合は髪の毛本来の徐々に元に戻ろうとする性質があるためパーマが落ちる、つまり元の状態に戻ってしまうんです。
また、パーマ液の種類や施術時間、スタイルに対する巻き方などは変わります。
美容師の知識や技術によってもパーマの完成度はもちろんその後のもちにも大きく左右されます。
毎日のケア
毎日のシャンプーやスタイリング、ヘアケアの有無・方法によっても持ちは変わります。
時間の経過とともに落ちてしまうパーマではありますが、ダメージを抑えた正しいケアを行うことでもちは圧倒的に変わります。
パーマ後のダメージケアでやるべき3つのこと
ここでは実際に自宅で行えるダメージケアについてご紹介していきます。
これはパーマをかけた直後からできるケア方法なのでぜひ参考にしてみてください。
正しいケアアイテムを使う
ダメージをケアし、長くパーマスタイルを楽しむには正しいケアアイテムを選ぶ必要があります。
シャンプー
パーマヘアのシャンプー選びで大切なのは、洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーを選ぶということことです。
アミノ酸系シャンプーは、マイルドな洗い上がりで髪と頭皮に優しく、髪の毛はもちろん頭皮に必要な潤いを残しながら優しく洗い上げてくれます。
パーマをかけると髪は乾燥しやすくなっているため、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合されているとなお良しです。
シャンプーに含まれる界面活性剤の種類と効果を現役美容師が徹底解説
トリートメント
男性の中にはショートやベリーショートでトリートメントは使わないという方もいらっしゃるかと思いますが、パーマケアにはトリートメントは必須です。
パーマにより失われがちなタンパク質を補う成分や、保湿力の高い成分が配合されたトリートメントがおすすめです。
また週に1~2回ほど、より保湿力の高い集中トリートメントや月に一度程度のサロンでのトリートメントもおすすめです。
洗い流さないトリートメント
タオルドライ後、ドライヤーで乾かす前に使用するヘアオイルやヘアミルクなどのアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)も積極的に活用しましょう。
保湿効果の高いシャンプーやトリートメントは使いつつも、ドライヤーの熱と風で髪は乾燥しやすくなります。
おすすめの使い方は濡れた状態でヘアミルクを揉み込み、ドライヤー終了後ヘアオイルでコーティングすることです。
ヘアミルクにはトリートメント成分だけでなく水分も含まれています。
最後にオイルで髪をコーティングすることで潤いをしっかりと閉じ込めることができます。
ヘアミルクとヘアオイルの違いと効果的な使い方【現役美容師が解説】
正しい手順でシャンプーする
せっかく正しいシャンプーを使ってもその方法を間違えると、パーマが早く取れてしまったり、髪が傷んでしまう原因になります。
パーマヘアを長く楽しむためには、以下の手順に沿って正しくシャンプーしましょう。
- シャンプー前のブラッシング
- 丁寧な予洗い
- マッサージするよに洗う
- しっかりとすすぐ
- トリートメントは毛先中心に
シャンプー前のブラッシング
シャンプー前のブラッシングは、髪についたホコリやスタイリング剤を落としやすくするだけでなく、シャンプー中の摩擦によるダメージを軽減させる効果があります。
パーマをかけた髪というのは非常にデリケートなもの。
絡まりやすい毛先を中心に、クッション性の高いパドルブラシや目の粗いコームを使って優しくとかします。
この時力一杯引っ張ってしまうとパーマが伸びる原因になったり毛先が切れることでダメージの原因にもなるため注意しましょう。
丁寧な予洗い
シャンプー前に、ぬるま湯(37〜38度くらいが目安)で髪と頭皮を十分に濡らします。
3分程度しっかり時間を空けて予洗いすることで、シャンプーの泡立ちが良くなり、汚れやスタイリング剤を落としやすくなります。
この時熱いお湯を使ってしまうと頭皮の乾燥だけでなくパーマのダメージに繋がるため注意が必要です
マッサージするように洗う
シャンプーはしっかりと泡立て髪の毛同士が擦れることによる摩擦ダメージが生じないようにしましょう。
また洗う際も指や爪を立てて力一杯ゴシゴシと洗うのではなく、指の腹を使い円を描くように優しく洗うようにしましょう。
しっかりとすすぐ正しい手順で乾かす
シャンプーやトリートメントの成分が残っていると、頭皮のトラブルやベタつきの原因に。
頭皮全体を指の腹で優しくこすりながら、世洗いの時同様ぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。
すすぎ残しがないように、髪の生え際や耳の後ろなども忘れずに洗い流してください。
トリートメントは毛先に
シャンプー後、髪の水気を軽く切ってからトリートメントを毛先中心に塗布します。
パーマ剤やの影響を受けやすい毛先は特に念入りに揉み込みます。
トリートメントには髪の表面をコーティングし働きはもちろん潤いを与えダメージ保護する。2〜3分置いてから洗い流すことで、より効果を実感できます。
正しく乾かす
自然乾燥は頭皮はもちろん髪の乾燥を促進させパサつきやダメージの原因にもなります。
シャンプー後はしっかりとドライヤーを使って乾かしましょう。
その際、前述したヘアオイルやヘアミルクなどのアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をつけることでドライヤーの熱によるダメージを最小限に抑えます。
さらにトリートメントに含まれる補修成分が熱によって髪に浸透し内側から髪のダメージの軽減をサポートしてくれます。
メンズにおすすめのヘアオイル10選!現役男性専門美容師が徹底解説
メンズパーマや癖毛にヘアミルクは必須!最適アイテムや使い方を紹介
また、ドライヤーを使用する時間を最低限に抑えるためにタオルドライもしっかりとしておきましょう。
温風を当てる際は頭皮から20センチほどはなし、一箇所に風を当て続けないようトライヤー本体を振りながら乾かすのがポイントです。
パーマをかける前に注意すべき3つのポイント
パーマをかける際に完全にダメージを防ぐことはできません。
とはいえパーマの後にしっかりとダメージケアを行うことで傷みを最小限に抑えることはできます。
さらにここではパーマをかける前に注意しておくことで、髪への負担を減らすことができる3つのポイントについて解説していきます。
パーマをかける前に注意すべきポイント
- 髪の状態を把握しておく
- 規模のスタイルを明確にしておく
- ライフスタイルに合わせたパーマを選ぶ
髪の状態を把握しておく
パーマをかける前に自分の髪質や状態を踏まえしっかりと美容師さんと相談しましょう。
ブリーチはしているのかしていないのか、縮毛矯正はかけているのかかけていないのかなど、大きなダメージに繋がりそうな過去の施術履歴はしっかりと美容師さんに伝えるようにしましょう。
また薬剤による施術をしていない、いわゆる「バージン毛」の方も注意が必要です。
男性の髪の状態に多いのは毛量をしっかりとすいてしまっていることです。
髪の量を軽くしすぎた状態でパーマをかけてしまうとしっかりとパーマがかからなくなるだけではなく、薬剤の負担がかかりやすくなってしまうためダメージが出やすくなってしまいます。
その場合は少し長さを伸ばして軽くなた毛先をカットし、毛先の厚みをなるべく均一になるようにすることでしっかりとしたカールを作ることができます。
希望のスタイルを明確にしておく
雑誌の切り抜きや写真(画像)を使って自分のなりたいスタイルを明確にしておきましょう。
パーマスタイルは美容師さんとのイメージの共有がとても重要です。
カールの強さやボリューム感、全体的な雰囲気など、本来必要のない負担を髪に与えないようにしておきましょう。
ライフスタイルに合わせたパーマを選ぶ
毎日のスタイリングにかけることができる時間や、使いたいスタイリング剤などを考慮して、自分に合ったパーマの種類を選びましょう。
パーマは髪の毛のデザインであると同時に日々のヘアセットの時短や扱いやすさ向上を目的とするものでもあります。
髪の状態に対するパーマのデザインや種類によっては乾燥や傷みが強く出ることで扱いにくくなってしまうこともあるため十分注意をしましょう。
パーマを長持ちさせる3つの方法
そのほかに何かきをつけたほうがいいことはありますか?
パーマを長持ちさせるには日々のダメージケアが必要不可欠です。
さらにここではダメージケアだけでなくパーマを長持ちさえる上で効果的な方法をいくつかご紹介していきます。
スタイリング剤を使う
一般的なパーマ(コールドパーマ)は濡れてる状態でカールが出て、乾いた状態だとカールが伸びてしまいます。
そのため施術後1週間ほどは濡れている状態、つまりカール感が出ている状態をなるべく保つことでカールがしっかりと定着します。
とはいえ髪の毛を濡れたまま放置し続けるわけにはいきません。
スタイリング剤をつけてカールを出した状態を維持することでカールが伸びにくい状態をキープするようにしましょう。
特にパーマをかけてから1週間ほどは髪の毛内部の結合が結合が安定しない期間になるため、意識的にしっかりとヘアセットをするようにしましょう。
カールを出すように乾かす
パーマヘアは自然乾燥させてしまうと乾燥促してしまうことでダメージにつながりやすいとお伝えさせていただきました。
そのためしっかりとドライヤーで乾かすことが必要可決ではあるのですが、乾かす際もカール感が残るように乾かすようにしましょう。
前述したようにパーマは乾くとkカールが伸びてしまう性質を持っています。
そのためなるべくカールが出た状態で乾かすことでカールの伸びを防ぎ、長持ちさせることができます。
パーマ後の毛量調整
パーマをかけてから1ヶ月ほど経つとパーマをいかしたヘアセットがしづらくなります。
もちろんヘアセットに時間をかけたりスタイリング剤をしっかりつけることで改善できるところではあります。
とはいえ本来ヘアセットを楽にするためにかけたはずのパーマでヘアセットに時間がかかってしうのも面倒ですよね。
再度パーマをかけるのも一つの手段ですが、髪の状態によってはダメージも気になるところです。
そんな時は毛量を減らすことでカール感を復活させることができます。
髪の量を減らすことで髪と髪の間に隙間を作り、パーマによるカールが動きやすい状態を作ります。
これはパーマのもちを良くするとは少し違うかもしれませんが一度かけたパーマを長く楽しむ上では効果的な方法なのでダメージにかしてはもちろんコスパの面でも効果的な方法です。
パーマを継続してかけるための4ポイント
そのために気をつけ方がいいことはありますか?
私のお客様の中にはパーマによるデザインはもちろん、日々のヘアセットを簡単にするためにパーマをかけ続けたいという方が多くいらっしゃいます。
特に30〜50代になると朝のヘアセットの時短が目的であったり、加齢によるボリュームダウンに伴ったパーマをかける方も多くいらっしいます。
パーマを継続してかける目的は一人一人違いますが、ここではダメージを考慮しつつパーマを継続する上で注意すべきポイントについて解説してきます。
定期的なカット
ボリュームアップを目的としたパーマの場合、一般的な男性であればショートやベリーショートが多いため1ヶ月ほどで根元が伸びてくることでボリューム感がなくなり再度パーマを検討される方が多くいらっしいます。
継続したスタイルの維持を考える場合は毛先をある程度(目安としては伸びた分)をカットしてから再度パーマをかけることでダメージの蓄積を抑えることができます。
スタイルチェンジで伸ばしていく場合はしっかりと毛先のダメージケアを行う、もしくはダメージを抑えることができるスタイルでパーマを楽しみましょう。
シリコンに注意する
市販のシャンプーやトリートメントに多く含まれていることがあるシリコン。
シリコンは髪の毛をコーティングすることで指どりをよくし、髪の毛同士の絡まりによる摩擦ダメージを抑える働きがあります。
とはいえこのシリコンがシャンプー時にしっかりと流しきれておらず蓄積してしまうと表面をコーティングし、髪の毛内部へのパーマ剤の浸透の妨げになってしまいます。
それによって強い薬を使わなければいけなくなったり、時間をかけて薬剤を浸透させる必要が出てくるため余計なダメージが出てしまう場合もあります。
毎日のシャンプーはきちんと行い、そしてしっかりと時間をかけて流すことはパーマのかかり具合に関係してくるため定期的にパーマをかける場合は毎日のシャンプーも次のパーマに繋がる準備になります。
その他の薬剤ダメージは避ける
パーマをかけている方の中にはカラー、そして場合によっては縮毛矯正をかけている方もいらっしゃるかと思います。
もちろんいくつかの施術を同時進行んで行うことは可能です。
とはいえそれぞれに対しダメージが出てしまうことや、ダメージによって希望するパーマをかけることができなくなる場合もあります。
頭皮環境を健やかに保つ
髪のケアと頭皮ケアは別物と思われがちですが、頭皮環境を健やかに維持することは髪の成長をサポートします。
食事や睡眠などの規則正しい生活習慣や飲酒喫煙、適度な運動などによって左右される頭皮環境をいい状態に保つことでダメージを受けにくい強くしなやかな髪を育てます。
まとめ【正しいケアでパーマを楽しむ】
今回はパーマヘアのダメージケアとおすすめのケアアイテムについてお伝えさせていただきました。
パーマをかけると髪は傷んでしまします。
とはいえ最適なケアや最適なアイテムを使うことでダメージを極力抑えデザイン性と機能性のあるパーマヘアを楽しむことができます。
これから初めてパーマをかける方も、日頃からパーマスタイルを楽しんでいる男性もぜひ参考にしたいただけると幸いです。