
今回はこんな男性のお悩みを解決していきます。
この記事でわかること
- 抜け毛のメカニズム
- 季節の変わり目は抜け毛が増えるのか?
- 抜け毛の予防と対策方法
「抜け毛が多いと薄毛にならないか心配」
こんな風に髪や頭皮に関するお悩みの中でも男性は特に抜け毛に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
髪の毛は抜けるもののとは言われるものの、季節の変わり目は一度にたくさん抜けることがあるため心配だという方は多くいらっしゃいます。
何か予防法や対策方法がわかればできる限り実践し抜け毛を抑えたいですよね。
そこで今回は季節の変わり目の抜け毛の原因と予防・対策法について解説していきます。
まもなく夏が終わり秋がやってきます。
今回の記事を読んでぜひ参考にしていただき取り組んでみてください。
目次
季節の変わり目は抜け毛が増えるって本当?
「なんだか最近、抜け毛が増えたな…」
シャンプーの際やヘアセットをしている際にそう感じたことはありませんか?
特に夏から秋にかけての季節の変わり目になるといつもより多くの髪の毛が落ちているとお客様からも不安お声を多くいただきます。
結論から言うと、季節の変わり目に抜け毛が増えるものである意味で自然なことです。
とはいえだからといって何も対策しなくていいわけではありません。
その抜け毛を放置すると、将来的な薄毛に繋がるリスクも潜んでいます。
この記事では、メンズ専門美容師としてこれまで20年近く多くのお客様の髪の悩みに向き合ってきた私が、季節の変わり目に抜け毛が増える原因を徹底的に掘り下げ、すぐに実践できる対策法を具体的に解説します。
男性にとって抜け毛はセンシティブな悩みの一つである薄毛につながる可能性があります。
一時的な現象と軽視せず、正しい知識とケアで健康な髪を保てるようにしていきましょう。
抜け毛のメカニズム

抜け毛は主に以下の3つの要因によって起こります。
抜け毛が起こる3つの要因
- ヘアサイクルの乱れ
- 毛根の萎縮
- 頭皮環境の悪化
ヘアサイクルの乱れ
髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルがあり、健康な髪はこのサイクルを繰り返して生え変わります。
このヘアサイクルが何らかの原因(ストレス、ホルモンバランスの乱れ、栄養不足など)によって乱れることで成長期が短くなり、十分に成長しないまま抜け毛が増えてしまいます。
- 成長期・・・ 髪が太く、長く成長する期間(数年から数十年)
- 退行期・・・ 成長が止まり、毛根が縮小する期間(数週間)
- 休止期・・・髪が抜け落ち、次の髪が生える準備をする期間(数ヶ月)
毛根の萎縮
抜け毛の多くは、毛根が健康な状態を保てず、次第に小さく弱くなっていく毛根の萎縮が原因です。
毛根が萎縮すると髪の毛は十分に栄養を受け取れず、細く弱々しい毛になりやがて抜け落ちてしまいます。
頭皮環境の悪化
皮脂の過剰分泌は皮脂詰まりや頭皮の炎症を引き起こします。
また、睡眠不足やストレスなどによって血行不良が起こると髪の成長に必要な栄養や酸素が毛根まで十分に運ばれなくなる恐れも。
こういった頭皮環境の悪化は髪の成長を妨げ抜け毛を促す恐れがあります。
まずはここをしっかりと把握しておきましょう!

季節の変わり目に抜け毛が増える理由

でもどうして季節の変わり目は特に抜け毛が多くなるのでしょうか?
季節の変わり目に抜け毛が増えるのは人間における換毛期とも言え、ごくごく自然な現象です。
特に抜け毛が増えやすいのは、冬から春にかけてと夏から秋にかけての2つの季節。
ここではその背景にある原因について解説していきます。
自律神経の乱れ
季節の変わり目は、気温や気圧が大きく変動します。
この急激な変化に体が適応しようとすることで、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経は血行をコントロールしているため、バランスが崩れると頭皮の血行が悪くなり、髪の成長に必要な栄養が行き届かなくなってしまいます。
つまり自律神経が乱れると血行不良になることで髪の成長サイクルであるヘアサイクルが乱れてしまい抜け毛が増えてしまうのです。
蓄積したダメージ
特に秋の抜け毛を多く感じる男性が多くいらっしゃいますが、これは夏のダメージが原因であることが多くあります。
夏の強い紫外線は、髪だけでなく頭皮にも大きなダメージを与えている場合があります。
紫外線は頭皮の乾燥や炎症を引き起こし、毛母細胞の働きを妨げます、さらには汗や皮脂の過剰な分泌、エアコンによる体の冷えなども、頭皮環境の悪化も促します。
これらのダメージが蓄積されることで数ヶ月後のヘアサイクルに影響を及ぼし、秋になってから抜け毛として目に見えて現れるため抜け毛がお多く感じてしまうのです。
ストレスによる影響
春は進学や就職、異動など、生活環境が大きく変わる時期で、無意識のうちにストレスを感じている場合が多くあります。
また、秋も夏バテによる疲労や、寒暖差による体の不調から、ホルモンバランスが乱れることも。
ストレスやホルモンバランスの乱れは、髪の成長を妨げる大きな要因となります。
抜け毛が増えやすい時期とは?
ぜひ参考にしてみてください。

抜け毛が増えやすい時期:3〜5月
3月から5月頃にかけては寒さが和らぎ暖かい気候に移り変る時期。
急激な気温の変化に体が追いつかず、体調を崩しやすくなります。
また、この時期は転勤や進学、引っ越しなど生活環境も大きく変化する時期ということもありストレスが溜まりやすくもなります。
その結果、自律神経が乱れ頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなり、抜け毛が増えることもあるのです。
抜け毛が増えやすい時期:7〜8月
夏は紫外線によって頭皮や毛根にダメージを与えてしまいます。
また、日本の夏は高温多湿であることで汗や皮脂の分泌量が増えやすくなり頭皮環境が悪化するリスクが高いという危険が潜んでいます。
(特に男性は女性に比べ皮脂の分泌量も多く、秋冬と比べると7倍ほどとも言われることも)
最適なケアを怠ってしまうと頭皮が荒れ、フケやかゆみ、抜け毛が増える可能性があるため注意が必要です。

夏の抜け毛が多い男性必見!原因と対策を現役メンズ専門美容師が解説
抜け毛が増えやすい時期:10〜11月
春先と同様に、寒さが厳しくなる10月から11月も季節の変わり目で自律神経が乱れやすくなります。
また、この時期は徐々に日照時間も短くなるため気分的にも落ち込みやすく、ストレスが抜け毛の原因になることも少なくありません。
季節の変わり目の抜け毛の予防法と対策

手軽に始めることができるものがあれば嬉しです!
実は季節の変わり目の抜け毛というのは日々のちょっとした習慣やポイントを抑えることで予防や対策になることがあるんです。
今日からできるものとして以下のものに取り組んでみましょう。
季節の変わり目の抜け毛予防・対策
- 適切なシャンプー
- 頭皮マッサージを行う
- 食生活の見直し
- 睡眠の質を上げる
- 適切な紫外線対策
- ストレスの管理
- カラーやパーマに注意
適切なシャンプー
シャンプーを選ぶ際は頭皮に負担が少なく刺激の少ないシャンプーを使うのがおすすめです。
例えば、保湿成分が含まれているものや、適度な洗浄力のアミノ酸系の洗浄成分が含まれるシャンプーを選ぶといいです。
男性専用のシャンプーに多い洗浄力が強いシャンプーは、男性特有の皮脂汚れやスタイリング剤の油分のしっかりとお取り除いてくれる。
とはいえその一方で、頭皮環境を良好に保つために必要な皮脂や水分までも取り除いてしまう場合があり、常用しすぎると乾燥や抜け毛に繋がる可能性があるのです。
自分の髪や頭皮の状態に合ったシャンプーを使うことで、抜け毛に繋がる要因を減らすことができます。
また、シャンプーは以下の手順で行うことで頭皮に負担をかけることなくシャンプーの力を十分に発揮することができます。
- ぬるま湯で頭皮と髪を予洗いする
- シャンプーを適量手に取りしっかりと泡立て
- 指の腹で優しくマッサージするように頭皮を洗う
- 洗い残しがないよう、しっかりとすすぐ
- タオルで頭を押さえながら水分を拭き取る
- ドライヤーは手早く短時間で乾かす
頭皮マッサージを行う
地肌を頭の先に向かって動かすように手で揉むと、頭皮全体の血流が良くなり、毛根に栄養が行き届きます。
ヘアサイクルのサポートにつながり抜け毛と薄毛予防に効果的です。
頭皮マッサージは道具などをつかずに自宅でのシャンプー中に手軽にできるのですぐに始めることができるかつ効果てきな対策です。
もし頭皮が乾燥している場合は頭皮ケアローションを頭皮全体に塗布してから行うといいでしょう。

頭皮の乾燥に悩むメンズ要必見!おすすめの頭皮ケアローション10選
食生活の見直し
偏った食生活は栄養が不足し、抜け毛の原因に。
髪の毛は主にタンパク質で構成されているので、タンパク質やビタミンなどを積極的に取り入れると効果的です。
特に以下の栄養素を積極的に摂取しましょう。
睡眠の質を上げる
十分な睡眠時間を確保することはもちろんですが難しい場合もあるかもしれません。
その場合は時間だ気でなく以下のポイントを押さえて睡眠の質も上げるようにしましょう。
起床時間を一定にする
毎日同じ時間に起きることで、体内時計が整い眠くなる時間も安定します。
朝起きたら太陽の光を浴びましょう。
光を浴びることで体内時計がリセットされ、睡眠と覚醒のリズムが整います。
日中に適度な運動をする
適度な運動は心地よい疲労感をもたらし、夜の深い眠りにつながります。
ウォーキングや軽いランニング、ストレッチなどの無理のない有酸素運動がおすすめです。
とはいえ就寝直前の激しい運動はかえって睡眠を妨げる可能性があり睡眠の妨げになります。
入浴で体を温める
就寝の2~3時間前に、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで深部体温が一旦上昇し、その後徐々に下がっていきます。
そのタイミングで眠気が促され、スムーズに入眠できます。
夏場はシャワーだけで済ませてしまいがちですがお湯に浸かることで疲れも取れリラックスした状態で眠るようにしましょう。
カフェインやアルコールを控える
カフェインには覚醒作用があり、アルコールは眠りを浅くする作用があります。
個人差はありますが就寝前のカフェイン摂取は4時間前、アルコールは3時間前を意識するようにしましょう。
また過度なアルコールの摂取は血中の脂肪酸を増加させ血行不良を招きます。
血行不良は髪の成長に必要な栄養素の運搬を妨げることで抜け毛を促す恐れがあります。
スマホやPCの操作は控える
スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌を抑制します。
枕元でのスマホ操作など就寝の1時間前には使用を控えるようにしましょう。
睡眠環境を整える
快適な睡眠のための室温は16~26度、湿度は50~60%が目安とされています。
季節に合わせてエアコンや加湿器などを適切に利用し心地よい環境を作りましょう。
また、枕や布団などの寝具も自分に合ったものを選ぶことで心地よく眠ることができます。
眠っている間に光が目に入ると睡眠の質が下がるため、照明は消すようにしましょう。
適切な紫外線対策
紫外線は頭皮にとって大敵です
夏場はもちろんですが春や秋も紫外線は降り注いでいるため日焼け対策も怠らないようにしましょう。
長時間屋外にいる際は通気性のいい帽子や日傘などで紫外線対策を。
また、下記のようなスプレータイプの日焼け止めも効果的です。

ストレスの管理
ストレスは頭皮の血行不良とホルモンバランスの乱れの原因となり抜け毛を促す恐れがあります。
毛根はデリケートな個所のためストレスの影響で抜け毛がだけでなくメラニン色素の生成にも影響を与え白髪が多くなってしまう場合があります。
ストレスは無意識のうちに蓄積してしまいがちです。
趣味時の時間を作る、リラックスできる時間を作るなどストレスを溜め込まないように管理をしていきましょう。
カラーやパーマに注意
カラーやパーマはさまざまなヘアデザインを作る上で欠かせません。
とはいえ多少なりとも頭皮の負担となるのは事実。
乾燥肌や敏感肌だと、カラー剤やパーマ液で頭皮がヒリヒリしたり痛みを感じることがあります。
頭皮の炎症は髪の成長の妨げとなりますし、髪そのもののダメージにもつながります。
頭皮環境の悪化は抜け毛の増加に直結するため、カラーやパーマの頻度を考慮し、頭皮に違和感がある場合は美容師との相談をし無理のない範囲で楽しむようにしましょう。
男性には必見の内容になっていますのでぜひ参考にしみてください。

カラーとパーマを同時にするとはげるって本当?現役美容師が徹底解説
抜け毛に効果的なシャンプーの選び方

抜け毛に効果的なシャンプーはどんなものを選べばいいのでしょうか?
抜け毛に効果的なシャンプーを選ぶ際は以下のポイントを押さえるようにしましょう!
シャンプー選びのポイント
- 洗浄成分で選ぶ
- 頭皮ケア成分で選ぶ
洗浄成分で選ぶ
シャンプーの主成分である洗浄成分(界面活性剤)は、汚れを落とす重要な成分でシャンプー選ぶ上で最も重要な成分の一つです。
とはいえ洗浄力が強すぎると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥やかゆみ、フケなどの頭皮トラブルを引き起こし抜け毛の原因になります。
頭皮環境を最適な状態に維持しつつ抜け毛を防ぐには頭皮に必要な潤いを保ちながら優しく洗い上げてくれる「アミノ酸系」や「ベタイン系」などのマイルドな洗浄成分を選ぶようにしましょう。
具体的に目安となる成分には以下のものがあります。
一方で「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」などの「高級アルコール系」の洗浄成分は泡立ちが良く安価な反面、洗浄力が非常に強いため常用するには注意が必要です。
もちろん皮脂の分泌量などの頭皮環境は人によって異なりアミノ酸系やベタイン系では十分に汚れを落としきれない場合もあります。
その際は洗浄力の強いものとマイルドなものを交互に使うなどうまく使うことで頭皮環境のバランスを健やかに保つようにしましょう。
ぜひ参考にしてみてください!

シャンプーに含まれる界面活性剤の種類と効果を現役美容師が徹底解説
頭皮ケア成分で選ぶ
抜け毛を防ぐために頭皮環境を整えるための有効成分が配合されているかどうかも重要なポイントです。
抜け毛に効果的な成分①:血行促進成分
抜け毛を防ぎ、さらに育毛効果を高めるには頭皮の血行を良くすることが重要です。
血行促進成分には「センブリエキス」や「ショウガエキス」、「アデノシン」などがあります。
抜け毛に効果的な成分②:保湿成分
頭皮の乾燥はバリア機能の低下や血行不良などさまざまなトラブルの原因になります。
特に乾燥肌の方や乾燥が気になる秋冬の抜け毛には「グリセリン」「ヒアルロン酸」「植物エキス」などの保湿成分が配合されたものを選びましょう。
抜け毛に効果的な成分③:抗炎症成分
頭皮の赤み、かゆみ、フケなどの頭皮トラブルは抜け毛の原因にもなります。
「グリチルリチン酸2K」や「グリチルレチン酸」などの抗炎症成分は頭皮の炎症を鎮め、健やかな状態を保つことで抜け毛の予防にも繋がります。
抜け毛に効果的な成分④:抗菌成分
「ピロクトンオラミン」や「イソプロピルメチルフェノール」、「サリチル酸」などん抗菌成分は頭皮のフケやかゆみ、ニオイの原因となる菌の繁殖を抑えることを目的として配合されています。
これらの成分は「医薬部外品」のシャンプーに有効成分として含まれていることが多いです。
抜け毛予防に効果的なシャンプー5選

市販で購入できるものがあれば嬉しいです!
ここでは実際に私自身が実際に使ってみて良かったと思ったシャンプーをご紹介してきます。
本来であれば美容師として美容室で購入できるいわゆる「サロン専売品」をご紹介したいところではあります。
ですが今回は普段お客様からよくご質問をいただく「市販で購入できる商品」から5本に絞ってご紹介していきます。
使用感については個人差がありますがぜひ参考にしてみてください!
NILE スカルプシャンプー

NILE スカルプシャンプーは5種類のアミノ酸系洗浄成分が使用されているため頭皮に優しいのが最大のポイント。
とはいえ男性の頭皮をしっかりと洗い上げることができるため男性の頭皮環境の正常化にはおすすめの一本です。
また、ノンシリコン処方でありながらサラッとした洗い上がりになるため扱いやすい状態に仕上げてくれます。
U-MA ウーマ プレミアムシャンプー

「健康な髪は健康な頭皮から」にのっとり、頭皮環境の正常化のために作られたのがウーマのプレミアムシャンプー。
アミノ酸系の洗浄成分だけでなく、エモリエント成分の馬油も配合されているため肌に優しいのも魅力の一つです。
また、鉱物油フリーやシリコンフリーなど7つのフリー処方にもなっているため、敏感肌の方でも安心して使っていただけるのが嬉しいポイント。
CHAP UP チャップアップシャンプー

チャップアップシャンプーは5種類のアミノ酸系・植物系洗浄成分のみを配合した頭皮ケアに最適で敏感肌の男性でも安心して使うことができるシャンプーです。
10種類のオーガニック成分が配合されいてるため乾燥しがちな頭皮をしっかり保湿しケアしてくれます。
また、清潔感のある香りが大人世代の男性にはおすすめです。
MARO 3D ボリュームアップシャンプーEX.

MARO 3Dは「毛根プロテクション」という独自処方で、毛穴に詰まった皮脂や汚れをしっかりと洗い上げるのが最大の特徴。
頭皮を健康に保ちフケやかゆみを抑えてくれるため健やかな頭皮環境を維持する上で最適な一本です。
頭皮への負担を軽減するノンシリコンシャンプーでありながらきしみづらくしっかりとした泡立ちを実現してくれるため洗い心地も抜群です。
スカルプD 薬用スカルプシャンプー(オイリー)

乾燥肌・脂性肌で抜け毛にお悩みの男性におすすめなのがスカルプDの薬用シャンプー。
アミノ酸系の洗浄成分で頭皮に優しいのはもちろん、有効成分がフケやかゆみを防いでくれるため健康な髪の成長をサポートします。
また、年齢とともに気になる髪のボリューム感においても補修成分を種類豊富に配合しているためハリコシアップが見込めるところも嬉しいポイントです。

男性の抜け毛に有効な育毛シャンプー10選【男性専門美容師が解説】
気を付けるべき抜け毛の特徴

「季節の変わり目だから…」と楽観視していたら、実はAGAの初期症状だったというケースも少なくありません。
男性型脱毛症であるAGAの主な原因は遺伝や男性ホルモンによる影響が大きいとされていて、思春期以降の成人男性に見られる進行性の脱毛症です。
額の生え際や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴で季節お変わり目の抜け毛とは違った特徴があります。
ここでは季節要因による抜け毛とAGAによる抜け毛の特徴の違いを解説します。
季節性の抜け毛の特徴
- 時期:春と秋に多い
- 継続期間:数週間から1〜2ヶ月
- 抜け落ちた毛の特徴:太くて健康な髪(根が白っぽい)
- 抜ける場所:頭皮全体
AGAによる抜け毛の特徴
- 時期:季節を問わない
- 継続期間:数週間から1〜2ヶ月
- 抜け落ちた毛の特徴:細く短い髪が抜け毛根はいびつな形状になる場合がある
- 抜ける場所:頭皮全体:前頭部や頭頂部など特定の部

季節の変わり目の抜け毛に関するFAQ
最後にお客様ら普段よくいただく質問に関して幾つかまとめました。
1日に抜ける髪の毛はどのくらいですか?
健康な方でも、1日に50~100本程度の髪の毛は自然に抜けています。
季節の変わり目には、これが一時的に150本程度まで増えることもあります。
抜け毛の量が急に増え際は一度本数を数えてみてください。
もし150本を超えていないようであれば、そこまで心配する必要はありません。
髪の毛が抜けやすい時期にやってはいけないことは?
深夜2時以降の夜更かし
夜更かしは髪の毛にとって大敵です。
前述したように髪の毛の成長には睡眠中に分泌される成長ホルモンが大きく関与しており、特に夜10時から深夜2時ごろまでの間に特に多く分泌される時間帯。
つまりこの時間帯は十分な睡眠を確保することが髪の健康が維持され、抜け毛の予防にもつながるということです。
汗の放置
汗をかいたまま放置していると、頭皮環境に悪影響を与える恐れがあるため注意が必要です。
特に運動後や夏の蒸し暑い季節は汗と皮脂が混ざり、毛穴に汚れがたまりやすくなりがち。
そのまま放置することで毛穴で雑菌が繁殖し、かゆみや炎症を引き起こすだけでなく抜け毛につながる可能性があります。
汗をかいたら可能な限り早めに髪を洗うか、濡れタオルなどで頭皮を清潔に保つようにしましょう。
爪を立てて洗う
頭皮にかゆみがあったり、大量の汗をかいた日には、シャンプーの際に爪を立ててゴシゴシ洗いたくな理がちですがこのような洗い方は頭皮を傷つける原因になるため注意しましょう。
頭皮は皮膚の中でも特にデリケートな部分で、爪で引っかくと微細な傷ができ、炎症やフケ、さらには抜け毛を引き起こすリスクも高まります。
熱いお湯でのシャワー
熱いお湯で髪を洗い流すと汚れがしっかり落ちそうな気がしますが、髪の毛と頭皮にはあまりよくありません。
高温のお湯は頭皮に必要な分の皮脂までも過剰に洗い流し、乾燥やかゆみを引き起こす原因になります。
頭皮が乾燥するとバリア機能が低下し、エアコンやドライヤー、紫外線などの外部刺激に弱くなり抜け毛が増える要因につながることも。
シャワーはおよそ38~40度程度で優しくしっかりと洗い流しましょう。
抜け毛がひどい時、病院に行くタイミングは?
下記のような場合は、季節性の抜け毛ではなく、AGAや他の病気が原因の可能性も考えられます。
皮膚科等に相談することをおすすめします。
- 抜け毛が2ヶ月以上経っても落ち着かない
- 抜ける髪の毛が細く、弱々しいものばかりになっている
- 生え際や頭頂部の薄毛が明らかに進行していると感じる
まとめ【季節の変わり目こそシャンプー選びが大事】
今回は季節の変わり目における抜け毛について解説させていただきました。
髪の毛は毎日抜けるものではありますが季節要因によって一時的に普段より多く抜けることがあります。
その場合は正しいシャンプーを選ぶことで抜け毛を防ぎ、さらには頭皮環境を最適化させることで健康な髪の成長をサポートすることができます。
毎日のケアで必要以上の抜け毛を減らし、健康的な頭皮と髪を目指しましょう!